「生分解性プラスチック」探究 高等部1年生 土曜プログラムコア
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高等部1年では、11月より全6回の土曜プログラムの時間を使って、探究活動を行っています。
今日は、「菌にプラスチックを食べてもらうには?」の講座を紹介します。
11月の活動では、土に還るプラスチックとして有名なポリ乳酸の合成を行いました。
昨年の活動で、重合反応に適した反応条件が分かりましたので、今年はその条件を使って様々な形状や厚みのポリ乳酸を作り、どのような条件で最も分解が進むのかを調べることにしました。
冬休みも利用して作成した試料を学校の敷地内に実際に埋め、生分解性評価をスタートしました。
プラスチックの形状や厚みだけでなく、一緒に埋めることで分解を促進する物質にはどのようなものがあるかを実験し、土壌の性質が生分解に与える影響についても調べることにしました。
そこで、分解に影響の出そうな様々な肥料や水溶液を検討し、酸素や水が試料にきちんと供給されるように容器を工夫して、容器ごと土に埋めました。
写真は、その作業の様子です。
来週からは、実際に試料を掘り起こして、その分解性の評価を行い、2月末にある発表会に向けて実験結果をまとめていきます。
外での実験が多いので寒いのですが、生徒はとても楽しそうに作業を進めています。
(指導担当 加藤有亮)