CMをつくろう!前編
- 学校行事

オルセースクールミュージアム(※)・プランナー生徒のための「第2回CMづくりワークショップ」がありました。講師は電通のCMプランナーの近藤さんと公益財団法人国際文化フォーラムの室中さんにご協力いただきました。CMづくりワークショップは全3回の構成で、今回はメインの「オルセースクールミュージアム@田園調布学園をPRする映像をつくる」でした。
年明け久しぶりの学校で、緊張気味の生徒たち。「こしあんとつぶあんどちらが好きか度」で一列に並ぶ簡単なゲームでほぐしました。自分の立ち位置をまわりの人と話してコミュニケーションをとりながら決めます。「あなたはなぜこの位置にいることにしたの?」と問いかけると、「つぶあんが食べられないから、一番こしあんと遠い位置にしました」という返答に、一同納得。自分の考えたことを「何となく」ではなく、きちんと「伝える」ことは大事です。このことは、今回のCMワークショップの肝でもあります。
その後、チームにわかれてやったことは、「CM計画きほんのき」を決めることでした。今回の商品となる「オルセースクールミュージアム@田園調布学園」を誰をターゲットにして、そのターゲットに起こしたい変化は何か、を話し合いました。生徒4チーム、教員2チーム同じ商品のCMでも切り口はさまざま。「アートに興味のない人にアートに興味をもってもらう」「田園調布学園をよく知っている人たちに、印象を変えてもらう」「受験生に来校してもらう」などがありました。
続いて、「オルセースクールミュージアム@田園調布学園」をよく知るために、これまで経験したワークショップをふりかえりながら、「受け手」「伝え手」2つの立場から商品を洗い直すことをしました。「初めて聞いたときどう思ったか?何がわからなかったか?」「プランナーとして関わってきて何か変わったか?」「来場者に伝えたいことは何か?」を、まずは自分の頭で考えて、チームでディスカッションして、そしてチームの意見をまとめるということを繰り返していきました。(オルセー委員会担当 野村)
※今年むかえる創立90周年記念行事のひとつ。2016年3月19日~27日の9日間、オルセー美術館公認リマスターアート数十点を展示し、学園を美術館にするという企画。プランナーは企画をしたいと集まった有志の生徒たち。