学園ブログ

ドガ「エトワール」の光と影

本日アートコンシェルジュの育成ワークショップの2回目が行われ、生徒はドガの《エトワール》の説明を練習しました。

少しの知識があれば、絵の見方は変わってそれまで気づかなかった細かな点にも気づくことができ、感動が大きくなります。美しいバレリーナの絵だと思っていた《エトワール》は、実は舞台上の華やかな姿と現実の厳しさを対比して表しているということを知ると、哀しく奥深い絵に見えてきます。

この感動を来場者にも伝えたいと、今日は来場者に届く説明法に力を入れて練習しました。しっかりストレッチと発声練習を行い、全身で思いを伝えます。実際にプリントに印刷した《エトワール》を指差しながら、ペアで練習をしました。「パトロンってどういう意味?」「アイコンタクトをとる心の余裕がない…」「質問をしたあとは少し間をとった方がいいな」みんな、今の自分に何が足りないのか気がついたようです。

残るワークショップはあと1回、19日の本物のリマスターアートを前にしたリハーサルです。自分の好きな絵を来場者にも好きになってもらいたい、という思いを生徒は届けることができるのでしょうか?

アートコンシェルジュ、引き続きすくすく成長中です。ご期待ください!(オルセー委員 西尾)

(アートコンシェルジュによる解説が受けられる時間は、会期中のイベントはこちらをご覧ください。)

 

IMG_5505 IMG_5510 IMG_5512

 

表 裏