学園ブログ

アートークの舞台裏

 初日オープニングセレモニーが講堂で行われている最中、「アートーク」(少人数のグループで、作品をじっくりみておしゃべりする対話型鑑賞ツアー)のナビゲーターを務める生徒たちは、三ツ木紀英さん(認定NPO法人 芸術資源開発機構)による最終講座を受けていました。

 まずは、じっくり鑑賞者の気持ちになりながら作品をみていきました。練習ではすべて同じA4の大きさの作品を使っていたので、その違いに驚いていました。そして、自然とナビゲーター同士で対話がはじまりました。「筆のタッチが細かいところまでよくみえるね」「明暗をはっきり描きわけたのはどうしてかな」など。そして、この作品で対話型鑑賞ができそうか、話し合ったり、三ツ木さんにアドバイスをもらったりしていました。

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 みんなで一通り鑑賞したあと、「アートーク」の段取りを確認しました。「お客さんが、対話になれていなくて、沈黙が続いたらどうする?」といった、不安な点なども出し合い、みんなで解決策も考えました。

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 そして、オープニングセレモニーが終わって会場に多くの人たちが集まってきたところを、呼び込んで”アートーク”実践! 同世代である武蔵野女子学院の美術部みなさんや、教員、保護者の方々が多数参加してくださいました。「こんなにじっくり作品をみたことなかった」「自分とは違った意見が出てくると、また見方も変わってとってもわくわくしました」など感想を寄せてくださいました。

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 ナビゲーターの生徒たちも、参加者の発言を上手に引き出し、つなげていました。アートークが終わった後も「同じ作品で何度もやっているのに、まだ新しい見方が出てきてすごくおもしろい!」と大興奮。アートークの実施時間はこちらをご覧ください。小学生向けアートークも募集中です。(オルセー委員会担当 野村)