学園ブログ

中等部1年 体験学習[志賀高原]2日目

体験学習[志賀高原]は2日目を迎えました。午前中は志賀高原の自然を味わうトレッキング、午後は志賀高原総合会館98という1998年長野冬季オリンピックの年にオープンした大きなホールのある施設で、事後学習を行いました。

トレッキングの途中でお弁当を食べる予定でしたが、午後から雨との予報を受け、宿舎からゴールまでの約6キロの道のりを歩き切りました。滑りやすい場所や、ぬかるみもあるハードなコースでしたが、生徒たちは大きな怪我もなく、楽しげな様子でした。

コースを歩くなかで、ガイドさんたちから志賀高原の自然についてたくさんのお話がありました。ウグイスの鳴き声が聞こえた時には「ウグイスは警戒している時に鳴く」と教えてもらったり、 毛が赤く色付いた食虫植物「モウセンゴケ」の名前を知って、実際にその先端の粘液を触ってみたり。細長い形が特徴的な長池では、「やまびこ」にも挑戦しました。池に向かって「ヤッホ」と叫ぶと、即座に「ヤッホ」の声が返ってきたことに、生徒達は疲れを忘れて喜び、はしゃいでいました。高原の豊かな自然を目の当たりにしながら知識と体験を共に積み重ねる、贅沢な時間となりました。

昼食後の事後学習では、「志賀高原における自然と人間の共生」をテーマに、トレッキングで得た知識と体験を生かしながら、志賀高原の抱えている課題を上げ、その具体的な解決策を考えました。学習のまとめに、大きなホールでクラス毎に意見を発表しました。生徒たちは難しい課題に苦戦していましたが、ガイドの方達や校長先生から講評をいただき、達成感を得られたようでした。発表終了後には、生徒全員に修了証とピンバッジが授与されました。

 

(中等部1年 引率:下水木・吉野)