学園ブログ

中等部2年生体験学習 1日目

本日より、中等部2年生の体験学習が始まりました。山形県酒田市を中心に、3泊4日の旅に出かけます。

学年目標は「酒田で自然とヒトとの関係を学び、全力で楽しもう!」です。生徒たちにとっては初めての学年での宿泊行事であり、移動中もすでに楽しそうな表情が見られました。都会では見ることのできない自然と触れ合い、現地の方々のお話をよく聞き、多くのことを持ち帰ってほしいです。

   

生徒たちは、東京駅から2時間近く新幹線に乗り、仙台駅に到着しました。そしてバスに乗り、将棋の駒で有名な山形県天童市「将棋むら」に向かいました。バスの道中、関山トンネル内で宮城県と山形県の県境を通過したり、バスガイドさんから仙台にまつわる歴史的なお話を聞いたりしました。生徒たちは皆、夢中になって耳を傾けていました。

将棋むらでは、山形名物の「紅花めん」などをいただきました。長時間の移動により少し疲れた様子の生徒たちも、美味しいご飯のおかげで癒されたようでした。また、建物の大きな将棋の塔には大変驚いた様子でした。

   

お昼をとると、最上川の川下り船に乗りました。川の流れが穏やかなところと急なところがあり、少し怖がっている生徒もいましたが、自然や文化を感じながら船の旅を満喫していました。また、船のガイドさんから、この川で松尾芭蕉が詠んだ「五月雨を集めて早し最上川」という一句を紹介され、生徒達は当時の芭蕉の心情を感じ取っていました。

   

その後、酒田市の研修センターにて開校式を行いました。酒田ファームステイ実行委員長の土田さんや、酒田市教育委員会教育長の鈴木さん、他にもたくさんの方々からお話を伺いました。この体験学習がとても多くの方々に支えられているということを、生徒達は改めて実感できたと思います。感謝の心を忘れずに、有意義な4日間にしたいと思います。

   

慣れない旅に疲れているかと思いきや、それぞれの宿に帰ってもとても元気な様子でした。少し天気が心配ですが、明日からも様々な体験に目を輝かせてほしいと思います。

(中等部2年引率:下水木)