学園ブログ

中1 美術×国語×図書館 読書感想画でイメージを絵にしよう!

中1では、美術と国語と図書館で教科横断授業を行っています。夏休み、読書感想文に取り組んだ時に読んだ本の感想を絵にするという「読書感想画」という課題です。

生徒はまず、本のイメージをワークシートにまとめ、下書きを書きます。そこから木版画を作成します。
ワークシートでは、まず心に残った場面・セリフや自分が共感できることなどを言葉で書き出します。匂いや、音など、たとえ文中には描かれていなかったものでも、繰り返し読み込んで、1冊の本から自分が受けとったものを、言葉で掴んでいくのです。そして、具体的に描くものや場面の雰囲気・色合いも想
像し、感想画のデザインをふくらませていきます。

9月頭の第一回目の授業では、最初に先輩たちの作品を鑑賞しました。どんな本を選び、どんな場面を描いているのか。雰囲気を表すにはどんな構図でどんな色を使っているのか?生徒たちは食い入るように見ていました。

その後、美術・国語・図書館の担当教員がワークシートの記入例を発表しました。教員はそれぞれ、本を選んで読み、ワークシートに記入して下書きまで書きました。4人の教員による4種類の本紹介。本も下書きも多種多様です。生徒たちはわくわくとした表情で聞き入っていました。

紹介された本は、以下の4冊です。

『檸檬』(梶井基次郎著、角川文庫)

『西の魔女が死んだ』(梨木香歩著、新潮社)

『ジヴェルニーの食卓』(原田マハ著、集英社文庫)

『ウェストール短編集 真夜中の電話』(ロバート・ウェストール、徳間書店)

説明を聞き、生徒たちは自分のワークシートに記入を始めました。これからどんな作品になってゆくのか。
これからが楽しみです!
(美術 長峰)