学園ブログ

保護者会期間中の高大連携プログラム①「国際系の学びを知る会」

2022年11月9日(水)午後、全学年の生徒・保護者を対象に、高大連携プログラム「国際系の学びを知る会」を開催しました。
第1部では、国際教養大学キャリア開発センター長の三栗谷俊明先生から、お話を伺いました。国際教養大学は秋田県にある公立大学ですが、大学の講義は基本的に英語で行われ、51ヵ国・地域の大学への留学を1年間義務づけるなど、世界を視野に入れた教育活動で知られています。本校生徒の人気が高い大学の1つでもあります。
今回の説明会では、国際教養学部の魅力についてだけでなく、大学選択についてもアドバイスをしてくださいました。これからの時代は、どの大学へ行きたいかではなく何をやりたいかを考え、広い視野に立って大学を選択してほしいというお話は、とても説得力がありました。

後半には、国際教養大学へ進学した本校卒業生2名が、留学先からオンラインで参加してくれました。「これまでに留学経験はなかったが、国際教養大学でしっかりと学んでから留学したので、レベルの高い授業にも意欲的に取り組めている」、「国際教養大学は小規模なのでタテのつながりが強く、多才な人たちから刺激をうけることができた」と話していました。
「沢山の出会いで、やりたいことが決まっていく。まずは、好き嫌いなく、いろんなことに出会って!」――これは、三栗谷先生のパワーポイントに書かれていたメッセージですが、国際系の学びの魅力が伝わる講演会でした。

第2部では、「進路の一つとしての海外大学」という表題で、海外進学コンサルタント・キャリアコンサルタントの西澤めぐみさんからお話を伺いました。
西澤さんは、アメリカの高校・大学へ留学した後、30年以上にわたり留学コンサルタントとして多くの高校生を海外大学へ送り出していらっしゃいます。豊富な経験をふまえて、日本の大学とイギリス型・アメリカ型の大学の違いや、魅力的な海外大学について紹介してくださいました。西澤さんの講演にあわせて、UPAS(海外大学指定校推薦制度)についても説明がありました。

海外大学の入試は書類審査なので、まずは高校の授業にしっかりと取り組むことが大切です。西澤さんは、イメージで選ばずに教育制度が自分にあっているか、大学卒業後にどのような仕事につきたいのか、といったことをしっかりと調べ考えた上で、留学する国や大学を決めてほしいと助言してくださいました。海外大学へ進学することで「国際性が身につき、世界観が変わる」、「本当の英語力が身につく」、「自分に自信がつく」というお話もあり、さらに興味を持った生徒・保護者もいらっしゃったのではないでしょうか。(進路支援部)