学園ブログ

保護者会期間中の高大連携プログラム②「理工系・情報系の学びを知る会」

昨日の国際系の学びを知る会に続いて、本日11月10日(木)午後は、高1・2生徒を対象に、東京理科大学野田統括部次長の木俣博史さんによる説明会を開催しました。

「理学」「工学」は、どちらも現代の生活を支える大切な学問ですが、「理学」は自然界で起きるさまざまな現象を観察・実験・検証することで、その背景にある法則を解明する学問であるのに対して、「工学」は理学で解明された知識をもとに新しい技術やものづくりを探究する学問です。説明会では、まず宇宙研究を例に、①「理学」で宇宙空間の成り立ちを研究する→②それを証明するために「工学」でロケット技術を研究する→③宇宙空間で持ち帰った物質の成分を「理学」で分析する→④その物質を利用して「工学」でロケット技術を工場させる、というように両学問のアプローチの違いとともに、その関連性もわかりやすく説明してくださいました。また、空港やコンビニエンスストアを例に、各学部の学問分野によるアプローチの違いも紹介してくださいました。近年は、学部・学問の枠を超えた「境界・学際」領域の研究が盛んだそうで、東京理科大学でも来年度から理工学部が創域理工学部へと名称変更され、各学科の名称・内容も変更・再編されます。未来に向けた新しい理工系の学びが進められていることがよくわかりました。また、各学科の研究において情報分野が大きな役割を果たしていることにも言及されていました。

最後に、本校から先進工学部電子システム工学科へ進学した卒業生が作成してくれた、情報・電気電子系の学びについてまとめた動画を観ました。実際にプログラムを学んでみて、入学前に持っていた情報系の華やかなイメージとは異なっていた点についても話してくれ、情報系に興味をもっている参加者に参考になったのではないかと思いました。(進路支援部)