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劇団四季ライオンキング《高等部3年 芸術鑑賞教室》

高等部3年生は、有明四季劇場において劇団四季のミュージカル『ライオンキング』を観劇しました。
壮大な音楽や演出、ストーリーに引き込まれ、終始舞台に釘付けになりました。
以下、生徒の感想です。

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私はライオンキング、初観劇でした。
開演直後、客席から登場する演出で、本物の動物のような動きを間近で見て圧倒されました。
また、笑いで会場が盛り上がったり、歌声が会場全体に響き渡っていたりと、終始鳥肌が立っていました。
演者さんの表情や汗、一つ一つの動きなど、どこを見てもすべてが素晴らしかったです。
特に、私はミュージカル研究部で長く裏方もやっていたので、照明や音楽にも注目して見ていました。音楽はドラマやシンバルなど生で演奏していたので、迫力もすごかったです。

ハクナマタタ!

の気持ちでこれからの受験勉強を乗り越えます!!
ぜひみなさんも観に行ってみてください! (K)
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冒頭のサークルオブライフから一瞬にしてサバンナの世界へ引き込まれました。マスクやパペットを用いた動物たち、植物や風景の細部に至るまで、多種多彩な舞台演出がとても新鮮で圧倒されました。生演奏のパーカッションが加わると、より臨場感を味わうことができました。劇中では力強く、背中を押される台詞が多く、中でも「過去から逃げるか、学ぶか」という言葉が印象的です。夢や目標に向かって前向きに進む勇気をもらいました。
素晴らしい舞台を観劇出来たことに感謝します。(Y)
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ミュージカル『ライオンキング』の観劇は私達が田園調布学園の生徒として参加する最後の芸術鑑賞教室でした。今まで歌舞伎や能楽など様々な日本古来の芸術に触れた上で、存在の確立が比較的最近であるミュージカルを最後に観劇できたことは舞台芸能の時代の流れを肌で体感できた素晴らしい経験だったと思います。

劇団四季が親子での観劇に『ライオンキング』を推奨しているため私達の観劇時も周りに小さい子が多かったように感じます。この作品の魅力は観劇する年齢によって捉え方が変わっていくところにあります。私が初めてこの作品を観劇した時の感想は、「動物が凄い。歌上手い。」くらいでした。しかし、高校三年生になった今観劇して感じたのは作品テーマである“Circle of Life”を軸とした主人公シンバの愛と成長する姿の美しさでした。

二幕の冒頭のラフィキの「道は二つしかない。過去から逃げるか、学ぶか。」というセリフがあります。私達はこれから先の長い人生、様々な経験を経ていく中で、時にはうまく進めず立ち止まってしまうことがあるかもしれません。そんな時に、進むべき道を教えてくれる言葉のように感じました。

最後に、今回私達は劇団四季のミュージカルを観劇しましたが、日本には他にもたくさんのミュージカルカンパニーがあります。同じ“ミュージカル”を取り扱っていますが、カンパニーが違うだけで雰囲気がガラリと変わります。

私はミュージカルには映画やドラマでは味わえない役者さんの空気感を生で触れられる特別感から私達の人生を変えたり鮮やかにしてくれる力があると思っています。是非、大学受験が終わったら他のミュージカルも観に行ってみて下さい。(T)

(高等部3年)