学園ブログ

中3カナダホームステイ【3日目】

日の出は6時頃、日の入りは21時頃という、1日が長く充実したものに感じられるカナダでのホームステイが3日目を迎えました。朝9時からの授業に向けて早めに集合した生徒たちは、昨日の晩ご飯のことや帰宅後のエピソードについて楽しそうに共有していました。これまでよりも自然に笑顔が出るようになっており、カナダでの生活にも少し慣れはじめ、余裕が出てきたように感じます。

本日の授業は、スポーツをテーマにしたジェスチャーゲームや、普段の生活について質疑応答をするなど、昨日に引き続き、英語で相手とコミュニケーションをとる方法を身近なテーマの中で実践的に身につけていくような内容でした。

 

生徒たちはとても積極的ではありますが、もし間違えてしまったらどうしようという不安があったり、自分が伝えたい内容を表す適切な単語が浮かばなかったりすると、どうしても声が小さくなってしまいます。しかし、バディたちが親身に寄り添い、ヒントを出したり答えに導いたりしてくれるため、生徒たちは苦しみながらも相手に英語で伝えることができたという小さな成功体験をいくつも積み重ねることができます。すっかりバディとも打ち解け、生徒たちにとっては、たいへん心強い存在になりました。

   

昼食のときもバディや現地スタッフを含めて一緒に食べる生徒が多く、カナダの食生活にも人間関係にも少しずつ慣れてきた様子が見られました。「同じ釜の飯」ではありませんが、同じ卓で食事をとるというのは、相手との心理的な距離が自然と縮まる効果があるように思えます。

 

お腹が満たされたところで、スクールバスに乗り込み、午後のアクティビティのために移動します。場所は “Harrison Hot Springs” 。この場所は、2種類の天然温泉が湧き出しているというチリワックの観光リゾート地です。残念ながら温泉には入りませんでしたが、同じ場所にある “Harrison Lake” の周辺で、バディとチームを組んでひとつのミッションを達成するというゲームを行いました。そのミッションとは、その場で遊んでいる一般の方に自分たちの写真を撮ってもらい、指定の枚数に達するまでの速さを競うというもの。皆、バディたちの助けも借りながら、そこに遊びに来ていた人たちに声をかけて回り、見事1位の班には賞品がプレゼントされました。ミッションを達成した生徒たちは、リゾート地の雰囲気を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

  

今日も天候に恵まれ、心地よい1日を過ごすことができました。昨日よりも確実に成長している生徒たちを目の当たりにし、引率教員たちはたいへん驚くとともに、心強い気持ちになりました。

それでは最後に、生徒たちが昨日書いた日誌の一部をご紹介します。

“I took English class. That was interesting. After school, I went to hiking with my host family. I ate a tacos. It was so delicious. I’ m playing UNO with host sister and brother.”(R. Y)

“Today I used many English. Then, my host family took us to the supermarket. Everything was big. I used the phrases that I learn today’ s class. “(M. H)

(引率教諭 郡・伊藤亮)