学園ブログ

もう行きましたか?(田園調布学園×二子玉川ライズSC コラボレーション)

本校の探究学習と二子玉川ライズショッピングセンター(以下ライズSC)とのコラボレーション企画「秋のグルメ&スイーツ」が今月いっぱいまでライズSC館内で行われています。改めてこの企画についてご紹介します。

【ライズHPでの今企画の紹介】 https://www.rise.sc/eventnews/detail/?cd=000741

本校では昨年度「探究」の課題解決型学習で、『ライズSCの困りごと解決』に中等部2年・3年生全員が挑みました。テーマは「コロナの影響で減ってしまった平日の来場者数をどうやって回復させるか」でした。

生徒たちはこれまでに学んだ「デザイン思考」の手法を使って、ライズSCのユーザーになり得る対象者を一人見定め、その人がどんな潜在的なニーズを持っているかを検証し、問題の本質に迫っていきました。その中で、中等部2年生のあるチームが、本校の男性教員が「女性に人気の流行のスイーツが自分も食べたいけれど、一人ではなかなかお店に入りづらい」という不満を持っていることに着目し、「居酒屋でも流行スイーツが食べられる仕組み」という案をプレゼンしました。その結果、その案が採用され、冒頭の企画として実際に社会実装されています。

企画に関わったチームを中心に、現中等部3年生が6月と8月の2回に渡って試食会を行い、スイーツメニューやキービジュアルに対するコメントを行っていきました。

キャンペーンのキービジュアルについて、ライズSCの担当者の方から説明を受けている様子です。

試作品のスイーツの一つ。生徒が監修したのは全部で3種類あります。

生徒達は様々に感想を言いながら試食していきました。

ライズSC内で配布させる冊子用の写真撮影も行っていきました。

試食後、生徒達による担当者の方へのフィードバックを行いました。

このようにして、実際のライズSC店舗内で、生徒たちが監修したスイーツの販売が先月から始まったのです。

なでしこ祭でもライズSCのキャンペーン冊子を来場者の方に配り、広く告知をしました。生徒たちはもちろんのこと、本校の教員や生徒保護者の方々もたくさん足を運び、今企画のスイーツを楽しんでくれています。このように、生徒たちが考えたアイディアが、多くの人たちを喜ばせているのは、生徒にとって大変貴重な体験です。田園調布学園の探究では、このように机上の学びで終わらせず、地域や社会と関わったり、貢献したりできるようなアウトプットを目指しています。

まだ食べていない方は、残り僅かな期間ですが、ぜひともライズSCで、生徒たちの探究心が生み出したスイーツをお楽しみください。

(探究係主任 長岡敬佑)