中等部3年生 探究
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中等部3年生は、5月から「初めて学校を訪れた受験生が校内探検したくなるようなオリジナル校内マップをつくろう」というテーマで、デザイン思考を用いて探究に取り組んでいます。この学年は、昨年1年間すでにデザイン思考を経験しているので、実際につかえるものをいよいよ創造する活動です。
塾の先生の勧めをきっかけに本校を訪れた経験を持つ生徒が多いことからこのテーマで始めました。
多くの生徒は、ユーザーを「出身塾の先生」として実際に塾に出向いてインタビューをしています。
今後、クラス代表に選ばれた校内マップ5作品の中から、ベスト1を披露し、塾説明会にいらっしゃった先生方の評価で決定します。
選ばれた校内マップについては、選抜後に本格的な製作チームを立ち上げる予定です。
また、6月からは、六間道路沿いにある洋菓子店「はづき」とのコラボレーション探究を進めていきます。
今日は、1班3分以内でグループ発表をしました。
想定するシーンは、「受験生に学校を紹介するとき」です。
あるグループは、担任の先生に取材しました。担任の先生が校内で一番気に入っている場所は、屋上庭園とのこと。
その理由は、授業の合間に外の空気を吸って一休みができるから、とのことでした。
庭園はこのような風景です。今日は特に、昨日の蒸し暑さもなくなり、すっきりとし青空のもと気持ちの良い風がふいていました。
生徒たちが、想定しているプロトタイプ(試作品)は、紙のパンフレットです。この日はまだまだ試作品をほかの人に使ってもらうなどはできていませんでした。フィードバックがもらえるともっと使いやすいものができそうです。
今回私は、「ドキドキ校内マップ」と銘打った班が印象に残りました。
この班は、まず現状分析をして皆で問題を出し合い、改善策をつくっていました。
学校見学の際、「説明会を聞くだけだと疲れてしまう」という感想が寄せられたことから、
書き込みができるの穴埋め式クイズ形式のマップを提案しました。生徒たちは、校内マップを手書きして試作品をみなに見せながら説明しました。
例えば「精進の鐘」はどこにあるか? 場所とイラストから推測して利用者(受験生)に書きこんでもらうというもの。スタンプラリーのようで、次々埋めたくなるクイズです。なんだか見ている私たちも、今すぐにでもやりたくなるような気持ちになりました。
今後、試作品を作って友人にインタビューをしたり、使ってもらったりして意見をもらうと、さらによいものができそうです。
(担当 二井)