6月の図書館
- 図書館教育
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先週、図書館では昼休みに豆本教室を開催しました。
縦横合わせても10㎝に満たない小さな本を、生徒たちは作りました。
何種類もある表紙のデザインやしおりひもを組み合わせ、自分だけの1冊が完成するのです。
今回は特別に、本がモチーフとなった素敵なデザインの生地(リバディ・プリント)もありました!
創作時間は15分程度です。友だち同士で参加する生徒も多かったのですが、表情は真剣そのものでした。
初めて参加した生徒は、「意外と簡単だった。1冊つくると2冊目をつくりたくなりますね」と話していました。
図書委員会では、今年度第2回目のビブリオバトルをおこないました。
出場者は、高等部3年生から中等部2年生までの3人でした。
今回は全員経験者でしたが、ビブリオバトルは、出場者や紹介する作品、聴衆の雰囲気によっても、毎回違った時間になるのが不思議で興味深いところです。
発表者のひとりは、画集を選びました。『Random Trip 彷徨』アボガド6/KADOKAWA
画集の中から1枚を拡大コピーして黒板に貼りつけたあと、ある名画(フェルメール)を引き合いにだして、自分なりのイラストの楽しみ方を熱く語りました。現代のイラストと歴史的な名画には、一見すると共通点があるように見えません。しかし、予想もしなかった展開に、聴いていた全員が一気にひきこまれました。
こんなふうに、思わぬ本との出会いが生まれるのがビブリオバトルの魅力です。
ほかにも、近代日本史が大好きな生徒による『坂の上の雲』司馬遼太郎/文藝春秋や、小学校時代に習い事の先生にプレゼントしてもらった思い出の1冊『ディズニー 夢をかなえる神様が教えてくれたこと』鎌田洋/SBクリエイティブが紹介されました。
図書委員会では引き続き、ビブリオバトルを開催します。図書委員以外の参加も大歓迎です。(司書 松井)