学園ブログ

中3 カナダ・ホームステイ(14日目・最終15日目)

曇り空のもと、カナダ・ホームステイ プログラムの14日目の朝が始まりました。早いもので、7月29日から始まったカナダ・ホームステイ プログラムも現地での最終日を迎えました。

飛行機の出発時間から逆算し、今日は早朝6時にスタディセンターに集合です。すでに日常となった、ホストファミリーに送ってもらう日々も、今日が最後です。スタディセンターに車が到着後、トランクや後席からスーツケースを取り出すと、いよいよホストファミリーとの最後のお別れです。現地は日曜日でしたが、ホストマザーをはじめホストファーザー、シスター、そしてブラザー、さらには愛犬など、ご家族総出で送り届けてくださるファミリーもありました。一方、このときのためにあらかじめ用意していたお礼のお手紙を渡す生徒もおり、生徒やホストファミリーそれぞれの目には光るものがありました。

 

また、早朝にもかかわらず、スタディセンターには2週間ともに過ごした現地の先生だけでなくバディも“サプライズ”で駆けつけてくれ、その姿を見るやいなや生徒たちの感情はさらに高ぶり、現地を離れる寂しさであふれていました。

予定を少し過ぎた午前6時10分、生徒を乗せたバスが動き出すとバディも一緒に走り出し追いかけてくれるも、その距離は徐々に広がり、やがて見えなくなってしまいました。

30分ほどバスが走ると、カナダとアメリカ合衆国の国境に到着し、一度バスを降り入国審査を受けます。全員が審査を終えると、バスはシアトル空港まで順調に進み午前9時45分頃到着。その後スーツケースを預け、手荷物検査や出国審査を無事に終え、1時間半あまりの自由時間で空腹を満たし、予定よりも少し遅れた午後2時40分に飛行機は成田空港に向けて離陸し日本へと向かいました。

  

行きの成田空港からシアトル空港へのフライトとは異なり、帰りの場合東から西に向かって進むため、(見かけ上)太陽と同じ方向に飛行機が進むことになり、フライト中に飛行機の外が夜になることはありません。また日付変更線を超えるため、フライト時間は9時間18分でしたが成田空港に着陸したときには日にちが1日進み、8月12日(月)午後3時57分となっていました。入国審査後、預けていたスーツケースを手にし、迎えに来てくださった保護者と対面したところで、カナダ・ホームステイ プログラムは幕を閉じました。

この2週間で得られたものは何だったのか。英語のリスニング力やスピーキング力の向上、第二の家族ができたこと、文化や考え方の違いを知ることができたことなど、さまざまなことがあげられますが、少なくともいえるのは「体験できた」ことではないでしょうか。本校が大切にしている「体験」を、感受性が豊かな中等部3年生という学年で経験できたことは、今後の長い人生を送る上で何にも代えがたい財産となるはずです。その財産の一端をまとめたものを、なでしこ祭などを通して下級生や保護者にも見てもらうことで、本プログラムの魅力を直接お伝えできると考えます。

中3 カナダ・ホームステイ プログラムのブログ投稿はこれが最後となります。帰国後、複数の保護者から「毎日ブログの投稿をまだかまだかと心待ちにしていた!」という言葉をいただき、とてもうれしかったです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

(引率教員)