学園ブログ

PWUエクスチェンジプログラム4日目〜文化と歴史編〜

ジョリビーの後は、「クラーク博物館」にやってきました。こちらはかつのてクラーク飛行場、現在はクラーク国際空港になっている地域にあり、フィリピンの地理、歴史、文化を感じることが出来ました。PWUのバディーが丁寧に説明してくれるので、理解も深まったようです。また、今日は8月15日、終戦記念日です。当時の日本とフィリピンとの関係も学ぶことが出来ました。

 

移動中のバスの中でも交流は続きます。

クラーク博物館の後は、フィリピンのカトリック文化を感じに、Betisという町を訪れました。街の雰囲気は落ち着いていました。

町のシンボル、Betis教会はゴシック様式をもとに、1660年頃に建造されたとのこと。白く美しい姿が印象的でした。中は荘厳。木造のドームなど、建築様式にもフィリピンらしさが感じられました。

 

昼食では、ついに「ハロハロ」と対面。PWUの生徒や先生方に作り方を教えていただきました。

 

午後は1570年頃に建てられたサン・ゲレルモ教会を訪問しました。大変歴史ある教会ですが、1991年のピナツボ火山の噴火により、建物の2階分が火山灰に埋もれました。

 

充実したエクスカーションとなりましたが、普通ではなかなか回ることが出来ないルソン島中部・北部でフィリピンについて感じることが出来ました。最後は、Pottery制作体験。

  

以下は参加生徒の感想です。

「私は高等部1年生の頃に実施したオンライン交流からPWUエクスチェンジプログラムに参加していました。4日間の研修で、フィリピンの現実を知ることができました。とても発達した街から一本道を越えるだけでスラム街があり、こんなにも明確に経済格差を見られたことや、THESの子どもたちに「おにぎり」を渡しに行った際、ほとんどの子どもは家族のためにご飯を残していたことが印象的でした。このような状況を目の当たりにした今、自分に何ができるか熟考したいと思います。また、PWUの生徒との交流でフィリピン人の人柄にふれることができ、彼らの素直で何事にも興味を持とうとする心や様々な思いやりのある行動に感銘を受けました。彼らとの交流は自分にとって本当に刺激的で、一生の友人になる機会を与えてくださったことに感謝の気持でいっぱいです。ありがとうございました。」(PWUエクスチェンジプログラム参加生徒N)

4日間に及ぶプログラムでしたが、朝早くから夜遅くまで、毎日生徒は文字通り充実した日々を過ごすことが出来ました。明日の帰国日がありますが、本プログラムの成立に尽力してくださったマニラ在住の鈴木敬子様、オンライン交流の口火を切ってくれた本校高等部3年生のみなさん、そして何よりPWUの先生方、生徒の皆さんに感謝申し上げます。

Salamat po!(国際交流係 山口)