学園ブログ

中3 オーストラリア・ホームステイ(15日目)

長いようで、あっと言う間に、帰国の日を迎えました。

本日は、早朝から、集合場所であるニューマン・カソリック・カレッジ(NCC)に、ホスト・ファミリーの車で集合です。

少し涼しい爽やかな朝ですが、週末の静かな学校に、今朝も、慣れ親しんだ鳥達の元気な声が響いています。

荷物を降ろし、最後の言葉を交わす際には、皆、別れ難いホスト・ファミリーとお互いに涙で抱きしめ合いました。

そして、この場所は、毎日、通ったNCC

最初は緊張でビクビクしながら飛び込んで行ったこの学校にも、すっかり愛着が湧いて、今や、まるで自分の学校のように感じているようです。

思い思いに、校舎や校庭をバックに写真を撮って、別れを惜しみました。

空港では、チェック・インのあと、この2週間、様々な面でサポートをしていただいた現地の英語学校であるサン・パシフィック・カレッジ(SPC)の皆さんから、お別れのご挨拶がありました。

到着日に、ホームステイへの心構えやEnglish Onlyの重要性をお話ししてくださった笠原校長先生からのお話にうなずきながらこの2週間を振り返り涙が溢れている生徒や、2週間、我々を付きっ切りでお世話してくださったY U Uさんからの心温まるメッセージには、終始、目を真っ赤にして聞いている生徒も多数。

そして、英語オンリーの生活から日本語解禁になった瞬間に、しばらく英語の方が口から先に出てしまう(日本語が口から出て来にくい)自分自身に、皆、びっくり。

気付かぬうちに頭の中で英語で考えることができるようになっていたことに、大きな達成感を感じているようでした。

そして、一人一人、SPCのスタッフの皆さんとハグやハイ・タッチ(英語ではHigh Five)を交わしながら、出国ゲートを潜りました。

搭乗前には、オーストラリアでの最後のショッピング・タイム。

買い忘れたお土産が無いように、ゆっくりとお買い物を楽しみました。

そして、無事に日本に帰国です。

このホームステイから彼女たちが学んだことは本当に大きかったはずです。

初めて暮らす海外の家庭で、異文化の存在を肌で実感し、日本人とは違う国民性や生活習慣から、他国について学ぶばかりではなく、日本とは、日本人とは、自分自身とは何かということを、知らず知らずに意識していたことでしょう。

また、学校生活でも、たくさんのことを体験しました。

現地の学生の中に混じって主体性を尊重する異国の授業スタイルの中で学ぶことで、普段は意識することのない学ぶ目的や意味を、あらためて考えたことでしょう。

実は、昨日、NCCの校長先生とお話をする機会がありました。

特に、生徒たちの授業へ取り組む姿勢が真剣であったことと各授業後にそれぞれの先生にお礼を述べた生徒たちの礼儀正しさに感銘を受けたという有難いお言葉を頂戴したことをここにご報告します。

そして、最後に、英語力の伸長です。

この2週間、生徒たちは、自分たち同士の間を含めて朝から晩まで全てEnglish Onlyでやり切りました。特に、「聞く、書く、話す」の三つの技能は、日を追うごとにみるみる伸びていった感がありました。

本人たちも途中から自分たち自身の英語力の変化に気づいて自信を持ちより積極的に英語を使っていた姿が印象に残っています。

また、普段、一つの科目として英語を学んでいた生徒たちですが、英語を学ぶ本当の目的は何なのかという問いにも、それぞれが、新たな答えを見つけたのではないでしょうか。

この自信や思いが今後の学習への強いモチベーションになればと、私たちは期待しています。

今回、生徒たちの様々な面での成長を間近で見ることができて、私たち引率者も心から感動することができました。

この生徒たちの未来が本当に楽しみです。

今回のホームステイのブログは本日で終わります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

(引率 櫻井 加藤みなみ)