中3学習体験旅行台湾コース 4日目
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台灣4日目のコースは「原住民との学校交流」です。
宜蘭県立大同國民中學校の生徒と交流のため、台北からバスで2時間、山道を抜けて到着しました。
今回交流を行うタイヤル族は、台灣にある16族中で一番生活地域が広い民族です。日本統治時代には数多くの民族があったため、民族間のコミニュケーションが取れず、日本語を通じてコミュニケーションをとっていたようです。
さて交流のスタートです!
記念品の交換をした後、お互いの学校紹介をし、タイヤル族の踊りを一緒に踊りました。生徒たちは言葉の壁を感じながらも、ジェスチャーを使ってコミュニケーションをとっていました。
その後、3つの班に分かれて、昼ごはんを食べました。学校の中に調理室があり、毎日温かい給食が出るようです。
午後は原住民の生活を体験します。
まずは、ご先祖様に感謝の気持ちを表すお供物のお餅作りを行いました。お餅をつくときのかけ声を「どっこいしょ」と言っており、和やかな雰囲気の中、お餅を作りました。
シャオミーと呼ばれる粟をつぶして、黒糖を包み食べました。自給自足生活をしていた時代もあったため、竹を保管容器代わりにしていたようです。
続いては、狩猟体験です。夏は3日間、冬は一週間ほど男性が狩猟に行きます。その際に使用する、鹿などの大型動物の罠やネズミ、うさぎ、すずめなどの小動物の罠を実際に見せてもらい、自分自身も罠にかかる体験をしたようで、興味津々に話を聞いておりました。
最後に編み物体験をしました。タイヤル族は、男性が狩猟をしに外に行くため、女性は家を守り編み物で洋服やベストなどを作ります。蚕から紐を作り、色染めをして様々なものを作っていました。
バディの生徒に説明を聞きながら、一生懸命編んでいたようです。
時間はあっという間に過ぎ、お別れの時間です。
宜蘭県立大同國民中學校の生徒のみなさんには、本校にぜひ来ていただきたいです。歓迎します!
人の温かさにふれ、アットホームな雰囲気の中様々な経験をさせてもらいました。
最後に台北市内に戻り片倉先生による講演会を行いました。
台灣から見た日本と日本から見た台灣についてのお話を聞き、台灣の何か人に対して行動したり、儒教の国である国民性を私たちも見習って行かなければならないと考えさせられました。
講演後は片倉先生も一緒に、飲茶をいただきました。
明日は最終日です。
(台湾引率一同)