学園ブログ

図書委員が他校と交流しました

今日は、國學院久我山中・高の図書委員の生徒と交流をしました。

他校との交流会は初めてではありませんが、久しぶりです。

これまで、本校図書委員会では、近隣の私立中高と一緒に年に1~3回程度、テキストを決めて読書会をするなどの交流をつづけていました。もちろん、男子校も含めて一緒に活動します。(「サークル読書会」とよんでいました)これまで、香蘭女学校、トキワ松、成城学校、国学院久我山、富士見、立教池袋、目白研心、古くは早稲田中高などととも読書会をしていました。

各学校との交流会はコロナを機にいったん中止してそのままになっていました。

ですが、この度は、図書委員の発案により交流会が実現しました。

冬休み前のひととき、お互いの学校の図書委員会のようすを紹介しあいましょう、というミニ交流会が再開しました。

国学院久我山中高は、男女別学ですが、委員会や部活動は男女一緒に活動をしているそうです。

互いの自己紹介をした後、図書委員会の活動のことを話して図書館ミニツアーもしました。その後好きな本、気になっている本の紹介をし合って盛り上がりました。文芸部や、柔道部、卓球部、バドミントン部など自分の所属しているクラブのことを話してくれる場面も。時間があれば言葉遊びゲームなどもしたかったのですが時間切れに。

生徒からは次のような感想が聞かれました。

「今回のような交流会には初めて参加しましたが、お互いの委員会、学校の共通点や相違点を見つけたり、普段、自分だとなかなか触れないようなジャンルの本を知ることができたりしてとても楽しく、有意義な時間を過ごせました。ほんとうに貴重な機会でした。
私は公共、倫理の授業が好きなので、國學院の方から紹介された『哲学の教科書』が特に気になりました。」(高2Nさん)

「自分が普段読まない系統の本も紹介されて、これから読んでみたい本がたくさんできました。また、多くの生徒さんたちと交流できて、とても楽しかったです。」(中2Tさん)

「学校内だけでなく、他校との図書委員と触れ合うことで、今まで知らなかった分野の本を知ることができたり、同年代の方はどんな本を読んでいるのかなどを共有できたりする時間になりました。たとえ初めて会った人でも、同じ作家や同じ作品を読んでいるというだけで、急に心の距離が近くなることがあります。同時に、同じ本を読んでいても全く違う感想や読後感を持つこともあります。人はいろいろなのだな、と知ることにもつながります。國學院久我山の図書委員の方たちから、ユニークな委員会活動や『本』を見る視点を学ばせていただいたので、これからの私たちの委員会活動に生かしていきたいです。とても楽しい時間でした。」(高2 Oさん)

今回は2校あわせて中学2年から高校2年までの総勢11人の図書委員が集合しました。

他校との交流会をこのように続けていきたい、と意気込みを話していた図書委員たちでした。

読書は一人でするのももちろん楽しいけれど、みんなで紹介し合うとさらに広がります。古本屋に行く、書店に行く、家族に聞く、友人に聞く‥‥‥。

冬休みの読書の世界が、一段と深まったひとときでした。

(図書館 二井)