学園ブログ

フィリピンに衣類や文房具を送りました(PWUエクスチェンジプログラム)

昨年度から本校ではフィリピン女子大学付属高校(PWU JASMS)と本格的な交流を開始しました。5月にフィリピンから日本に、8月に本校からフィリピンへ実際に往来しています。フィリピンの生徒にとっても本校生徒にとっても沢山の気付きや学びのあるプログラムとなっています。(プログラム名はPWUエクスチェンジプログラム)

昨年度のPWUエクスチェンジプログラムに参加した本校高等部3年生の生徒が探究の時間を使い、フィリピンの社会問題などについて深めました。昨年度のマニラ滞在中に、PWUが交流をしている小学校に「おにぎり」を届けるプログラムを実施しました。この小学校は貧しい地区にあり、PWUが支援をしていました。本校生徒はこの児童たちに何かできることはないか探究の時間で考え、本校で寄付を募り、衣類や文房具をフィリピンに贈るプロジェクトを立ち上げました。様々な苦労を経てついにフィリピンに物品を送り届けることができました。以下は生徒へのインタビュー内容です。

①どうしてこの活動をしようと思ったのか?
夏休みに学校のプログラムでフィリピン研修に参加しました。そこで、貧しい子供達を目の当たりにしたことで私たちは、多くの人に、貧困で苦しむ子供達がいることを知ってもらいたいと思うようになりました。また、貧困の子どもたちに向けた支援を行うことで少しでも力になりたいと考え、このプロジェクトを行いました。
②活動をしている時に辛かったこと、楽しかったことは何ですか?
なかなか募金や寄付が集まらず苦戦しました。その中でも、活動に協力してくれた生徒や応援してくださる保護者のおかげで、無事にプログラムをやり遂げられました。フィリピンへ送る際、寄付してもらったものをダンボールに詰める時は、子どもたちの様子を想像して心が弾みました。
③実際子供たちの写真を見て感じたことは何ですか?
多くの子供達に寄付したものが届いたのを見て、やりがいを感じました。しかし同時に、動画から子どもたちの貧困を再度認識したため、物だけの支援だけではなく、より根本的な解決を目指したいと強く感じました。
PWUエクスチェンジプログラムはこれからも続いていきます。プログラムに参加した経験を活かし、これからの人生や世界について考えるきっかけになればと幸いです。(国際交流係)