中等部3年『橋のない川』鑑賞会(25年度)
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中等部3年生は、例年、公民の授業の一環として、映画『橋のない川』(1992年 東陽一監督 住井すゑ原作)を鑑賞しています。
新日本映画社の方にセットしていただいたフィルムや間近で見る映写機にE.S.Sや演劇部などに所属する生徒たちは興味津々。
スタッフの方にお話を伺う場面もありました。
上映後には、この作品のプロデューサーを務められた山上徹二郎さんをお招きして講演をお聴きしました。山上さんからは、この作品を通じて「身近な差別に目を向けてみてほしい」「差別された者が差別してしまうことがある、ということをどう乗り越えるか」というメッセージをいただきました。あっという間に講演の時間が過ぎ、多くの生徒たちから様々な質問が飛び交う有意義な講演会となりました。
(生徒の感想より)
一番印象に残ったのは、「いまでも差別は身近にあって、自分が気づかないうちにしているかもしれない」という言葉です。人間は誰でも加害者にも被害者にもなる面を持っていることにはっとさせられ、私も気づかないうちに差別していないかな?と振り返るきっかけになり、これからはもっと気をつけようと改めて思いました。
(中3担任 大金)