学園ブログ

楽天グループ×田園調布学園 新しい旅行の楽しみ方の開拓をめざせ!

中等部3年生は1学期の探究で、楽天グループ株式会社サステナビリティ推進部・「楽天トラベル」事業部と連携した活動に取り組んでいます。テーマは「中高生が行きたくなるような充実した旅行に関するモノコト」です。4月のキックオフでは、「楽天トラベル」の方から旅行業界全体が抱える課題について語っていただきました。遠出しなくても、自宅や出先で手軽に視聴できる動画コンテンツや、色々な国の食べ物を気軽に楽しめるデリバリーサービスが流行・一般化する中で、旅行そのものへのインセンティブが下降傾向にあることを生徒たちは知りました。しかし本来は、旅行先での体験はかけがえのないものです。人生を充実させる旅行にみんながもっと行きやすくする仕掛けはないか、中学生の視点も大切にしながら、デザイン思考を用いて生徒たちは考えていきます。
先週は、楽天グループの従業員の方々に来校していただき、「中間ピッチ」を実施しました。実際に各チームの進捗状況を生徒との対話を通して確認していただきつつ、アイデアをより良いものにしていきました。生徒たちは自分が考える旅行についてのアイデアを熱心に語り、従業員の方々も興味深く耳を傾けてくださいました。時には共感していただきながら、具体的なアドバイスももらえ、生徒たちのやる気もさらに向上した様子で、かなりの盛り上がりを見せていました。こうして実際に現場の方々の声を聞けるのはとても貴重であり、本校の探究活動で大切にしていることの1つです。

6月の最終プレゼンでは、楽天グループのみなさまが「審査員」として再び来てくださいます。生徒たちがどのような提案にまとめあげるのか、ここからの展開が楽しみです。(探究係 長岡敬佑)