中等部1年生 真鶴 事前学習
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5月28日のロングホームルームは、6月5日に行われる校外学習の事前学習を行いました。ディスカバーブルーの水井良太先生から「海の生物・生態系と環境問題」と題した講演を聴き、環境問題や真鶴の海について学びました。
周囲を海に囲まれ日本は海洋資源に恵まれており、特に魚の餌となるプランクトンの栄養になるミネラルは、山から河川を介して流れてくるので、森が豊かだと海の生物も豊かになる、という説明がありました。広範囲の場所の栄養が海に流れて生物が養われますが、世界中の海に人間が使った発砲スチロールやプラスチック製品が流れ込んでおり、問題になっています。また、温暖化で気温が上がり夏にサンゴの白化が進んでいるという報告もありました。温暖化で生態系が弱ってきており、真鶴の海でも以前は少し潜るとたくさんあった海藻がなくなり、海藻を餌としている魚たちも少なくなっているそうです。様々な海に関する環境問題がありますが、現在ネイチャーポジティブ(自然再興)という動きが世界中で起きており、海から再興していこう、海を守っていこう、という流れになってきています。
以上のように、映像を使いたいへん興味深く貴重なお話をしてくださいました。講演の後、真鶴でのビーチコーミングの説明があり、水井先生と生徒との活発な質疑応答がありました。生徒たちはメモを取りながら熱心に講演を聴いており、校外学習を楽しみにしているようでした。(中等部1年 学年付き)