土曜プログラム キワニスドール作り
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6/28の土曜プログラムでは、キワニスドール作りの講座が行われました。
キワニスドールとは、国際奉仕団体キワニスクラブで1988年から作られている真っ白な人形のことです。
病院で治療を受けている子どもに渡し、治療について説明したり手元において気持ちを落ち着かせるために使われます。
キワニスドールが真っ白なのは、子どもが自由に絵を描くことができるようにするためです。子どもたちは思い思いに顔などを描き、厳しい治療の中でも楽しい時間を過ごします。まさに「小児病棟で、子ども達を見守る小さな天使」なのです。
本校では東京キワニスクラブの方にご指導いただきながらキワニスドール作りを行う講座が実施されています。
65分という限られた時間の中で、人形の型に綿を詰め、開口部を縫い合わせて人形を完成させます。
ポイントは、首の部分と足の付け根の部分がグラグラしないこと。まるで綿と一緒に自分の思いも詰め込んでいるかのように、集中して慎重に綿を詰め込む様子が見られました。
開口部の「くけ縫い」に苦戦する様子も見られましたが、教え合いながら完成を目指す姿もありました。そして、無事完成させることができた生徒は、ほっとしたような、満足したような様子でした。
今回制作したドールは実際に医療現場で使っていただくことになります。多くの子どもたちの助けになればと願っています。
(土曜プログラム第2分野担当)