学園ブログ

國立高雄師範大學附屬高級中學が来校しました!~その2 生徒感想~

7月2日(水)に國立高雄師範大學附屬高級中學と交流した経験は生徒の心にも様々な思い出を残してくれました。生徒の感想を紹介します。また、当日5限の美術では、台湾の生徒たちにうちわづくりを体験してもらいました。うちわを本校生徒が仕上げ、プレゼントしたのですが、こちらは台湾の生徒にとって大変良い日本の思い出になったようです。

 

 

「私達は、國立高雄師範大學附屬高級中學の生徒のみなさんと英語の授業で自分たちのお気に入りの映画を英語で紹介するという企画を行いました。人それぞれ、日本のアニメーション映画やジブリ、恋愛映画など様々なジャンルの映画を紹介していました。発表の後にみんなで質問し合ったり、自分自身のことについて話したりして、たくさん台湾の生徒のみなさんと盛り上がることができました。他にも、田園調布学園のことを知ってもらうためにクイズ大会をしました。正解してくれた生徒みなさんには私達からみんなで折った折り紙をプレゼントしました。喜んでもらえて嬉しかったです。また、HRの時間には日本の伝統的な遊びである福笑いやけん玉、コマ、椅子取りゲーム、ハンカチ落とし、折り紙でカブトを作って交流をしました。私は折り紙の担当をしましたが、教え方が難しかったけれど、完成したら頭に乗っけたり、友達と見せあったりして、楽しんでくれていたと思います。今回の交流を通して、最初はうまくコミュニケーションできるかとても心配だったけれど、昼食を一緒に取ったときにお互いの趣味の話で意気投合したり、学校生活について話すことができ、お互いの距離を縮められたように感じます。HRの時間では一緒に遊んだことによってさらに仲良く慣れ、私達も思い出に残る楽しい時間を過ごすことができました。11月の学習体験旅行がより楽しみになりました。台湾でも積極的にコミュニケーションをとり、台湾のことについてもっと知りたいと思います。」

 

私達のクラスでは、英語の授業で台湾の方々をお迎えしました。自分の好きな映画を紹介するという内容の授業でした。その紹介が終わったあと、私はクイズ係として、田園調布学園の体育祭について台湾の皆さんにクイズを出題しました。はじめはとても緊張していましたが、台湾の方たちやクラスメイトがリアクションをしてくださったので、とても進行しやすかったです。また、台湾の方のクラブを聞くと、何人かの方が「マジッククラブ」に所属している、と言っていて、日本にはないような面白そうなクラブがあるのかと新しい発見もすることができました。ホームルームの時間では福笑い、けん玉、こま、ハンカチ落とし、椅子取りゲーム、折り紙のグループに分かれ台湾の方々と交流をしました。私は折り紙のグループでかぶとの折り方を教えました。「折る」は英語でなんと言えばいいのかもあやふやな状態でしたが、ジェスチャーを使い、お話をしながら賑やかにかぶとを完成させることができました。お昼の時間から六時間目まで、台湾の方とお話したりするなかで、伝わらなかったらどうしよう、という不安や、緊張などがほぐれ、最終的には自分の伝えたいことを伝えるだけではなく、相手を理解しようという考えになり、積極的に話しかけたり、相手の話をすべて理解することができました。今度は私達が台湾に行く番です。この貴重な体験で、自分に自信がつき、台湾に行くことが楽しみになりました。」

(生徒代表 野呂静さん、金井莉子さん)

 

 

 

また、多くの生徒が交流を通して、「英語の重要性」や「交流そのものの意義」についても感じてくれました。

「私は今まで初対面の人に積極的に話しかけることに抵抗があったけれど、台湾の生徒との交流では英語で積極的に話しかけることができた。自分の話す英語が不完全であっても、昼ご飯の時やバディで交流してくれた子は最後まで真剣に話を聞いてくれて、私が何を話しているのか興味津々に耳を傾けている姿が印象に残った。また、英語で話したことが相手に伝わった時に感じる幸福感や満足感は、これから英語をもっと頑張ろうという活気づけになる素晴らしいものだと感じた。今回のような経験は今までの人生で体感したことのない人の温かさや、それぞれ住んでいる環境や文化が異なっている人同士でも沢山関わって繋がりを増やしていくことが大切だと考えた。また、このような経験は、日常の些細な嫌なことも別に大したことではないと思わせてくれるようなものだと思った。次、私達が台湾に行く時も、積極性を忘れずに様々な人出会い、会話を通じて得られる素敵なものを沢山体験していきたいと思う。」

「最初は何から話せばいいのかわからなかったですが、段々と何に笑っているのか、何を言っているのかわかるようになりました。それが嬉しかったです。また、日本のゲームに楽しんでもらえるか不安でしたが、楽しそうで嬉しかったです。」

人とのふれあいは人間性を伸ばします。海外の友達との触れ合いは人としての幅や適応力、さらには問題解決力など様々な力を伸ばします。これからも国際交流の機会が生徒の成長の機会になればと思います。

(国際交流係一同)