オーストラリア・ホームステイ2025 10日目
- 英語を活かすプログラム
- 国際交流・海外研修

オーストラリア・ホームステイも残り約1週間になりました。今朝も、生徒たちは、元気に登校し笑顔を見せてくれます。
さて、今日も、授業や生徒たちの学びの様子を見学して回りました。
1時間目には、David先生がご担当されている「History(歴史)」の授業を見学させていただきました。今日は、ちょうど、日本の歴史について扱う単元です。本校の生徒にとっては理解しやすい授業かもしれません。
先生の説明が一通り終わると、理解を確認として、日本とヨーロッパにおけるかつての連邦制度を比較し、その類似点と相違点を見つける活動が行われました。グループやペアで話し合いながら活動に取り組む生徒たち。
様々な授業を見学していると、日本の学校にもある科目であっても、全く異なる視点からアプローチした教授法にしばしば遭遇します。その度に、日本の教育現場ではそれらをどのように応用できるだろうかと考えるきっかけになり、我々教員にとっても貴重な学びの機会であるように感じます。
続く2時間目には、1時間目の授業もご担当されていたDavid先生による「Health and Physical Education(保健体育)」です。この授業では、他者との関わりの中で自身の感情とどう付き合うかについて学びます。
日本で言うと、道徳の授業に近いでしょうか。ただ、道徳とは違い、それぞれの事柄が明示的に教えられている印象を受けます。例えば、人間関係において互いを尊重するための手段や、良好な関係を築くための留意点などが明確に提示されます。
また、こちらの授業でも、ペアとのディスカッション活動が行われました。分からない英単語が出てくると、電子辞書を使いながら自身の意見を述べていく生徒たち。着実に語彙力が培われていきます。
昼休みを挟み、5時間目には、日本語の授業時間を使わせていただき、本校の生徒が、NCCの生徒さんに向けて、StorytellingとHand-pushing Sumoのアクティビティを行いました。
Storytellingは、『桃太郎』の紙芝居を英語で披露。5人とも少々緊張した様子でしたが、それぞれが担当箇所の読み上げを立派にこなし、聴衆からは、大きな拍手が送られました。
そして、Hand-pushing Sumoでは、やり方とルールを説明したのち、男女に分かれてプレーしたのですが、生徒たちは、予想を遥かに上回る盛り上がりを見せました。この遊びはどの国にもあるかと思いきや、日本特有のものなのでしょうか。
日本で準備してきたアクティビティは大成功です。NCCの生徒さんたちにも楽しんでもらえたようで、本校の生徒たちも嬉しそうでした。
生徒たちの活動を見届け、校内を歩いていると、体育館である光景を目にし、私は釘付けになってしまいました。
その光景がこちらです。
生徒たちが体育の授業で本格的な筋トレをしていたのです!サーキット・トレーニング形式で、各種目を決められたレップ数×セット数でこなしていきます。スポーツはもちろんですが、筋肉を育てる方法を義務教育過程で学ぶとは、さすがです。授業を担当されていたZane先生に許可を頂き、私も生徒たちと一緒にトレーニングを楽しみました。
オーストラリア滞在の最終週となる今週は、できるだけ全ての授業を見学しようと思っています。
引き続き、現地レポートを楽しみにしていただけたらと思います。
(引率 櫻井・塩入)