オーストラリア・ホームステイ2025 11日目
- 英語を活かすプログラム
- 国際交流・海外研修

さて、オーストラリア滞在も今日を含めて残り5日です。そろそろ、少しばかり、日本が恋しくなってきた生徒もいるようです。
とはいえ、今朝も、みんな、笑顔いっぱいに元気な姿を見せてくれました。
さて。今日も授業見学です。1時間目には、Kendra先生の「Media Arts(メディア芸術)」の授業を見学に参りました。こちらの授業では、写真を用いて被写体をどのように表現するかや被写体を最も効果的にカメラで捉えるにはどのような工夫ができるかを考えます。そして、各々が実際に撮ってきた写真をもとにプレゼンテーションを行うというプロジェクトです。
本校の生徒たちは今回、ノートパソコンなどの電子端末を持って来てはおらず、NCCの生徒さんたちがプレゼンテーションを作る中、手持ち無沙汰になってしまいました。その姿をご覧になったKendra先生が、生徒たちにカメラを貸してくださり、授業が終わるまでの間に構内を回って写真を撮ってきてはどうかと提案してくださいました。
早速、本校の生徒4名は二人一組になり、教室を出て行きます。しばらくすると、彼らは、教室に戻って来て、先生に、撮ってきた写真を見てもらっていました。
5・6時間目には、Monika先生の「General Purpose(汎用的技能)」の授業にお邪魔しました。今日の授業では、ディベートの仕方について扱われていました。まずは、ディベートに関する用語を復習していきます。それが終わると、先生が提示したトピック『That younger generations lack regilience due to overprotection』に関して、Affirmative(肯定派)とNegative(否定派)に分かれて、主張の軸となる論を組み立てていきます。
この授業を受けていたのは7年生だったのですが、12、13歳とは思えないほどしっかりしていて驚きました。それぞれが、自身の意見を述べながら、グループ活動を進めます。
グループ活動が一通り落ち着くと、今度は、ディベート本番となり、相手チームの意見に即座に反論したり、相手からの反論に素早く反駁するための練習をしました。この活動における焦点は、出されたお題に対して即興で論述できるかです。
まず先生がルーレットを回します。次にルーレットが止まり、矢印が指したお題について、自身の意見や体験を即興で述べていきます。制限時間は20秒です。
ここでも、私は、ひっくり返るほど驚いてしまいました。お題が出てから何を話すか考えるために与えられる時間は約10秒。たったの10秒です。辿々しく話が始まるかと思いきや、どの生徒さんも、とんでもないスピードで話し始め、制限時間20秒間で綺麗に話をまとめ上げました。
この授業は選択授業ですから、もともと話をするのが得意だったり好きだったりする生徒が集まる傾向にあるのかもしれませんが、彼らの大人顔負けの能力に脱帽しました。
まだ見学ができていない授業がありますから、残り3日でどの授業を見に行こうか楽しみです。
というわけで、今日も、生徒のHome Stay Journalでブログを締めくくろうと思います。
(Student A)
I performed Japanese culture. Many NCC students’ faces became smiling, so I was very happy. I used my dictionary many times, so I think my English skills grew. After school, I went to rock climbing. It was very scary, but my host family and the staff helped me, so I was able to enjoy myself, and I made very good memories. These memories are my treasure.
(Student B)
I had a group activity today. I was careful to speak slowly and not to mispronounce English words, but I was not able to pronounce well. All Australian students were smiling, so I was so happy. Maybe, they enjoyed hand-pushing Sumo. I hope they will play it with their friends and family again.
(Student C)
We did walking with our host grandmother after dinner. We couldn’t see the moon today. But we were surprised because we saw many stars. The Australian starry sky is very beautiful. It was a precious experience because we can’t see such a beautiful starry sky in Japan. We have only five days to stay in Australia, so I’ll work hard till the last day.
そうなのです!オーストラリアの夜空には幾千もの星が美しく輝き、見上げると、まるでプラネタリウムのようなのです。
また、ここ南半球でしか見られないsouthern cross(みなみじゅうじ座)も見逃せません。こちらの星座は、南半球の国や地域でアイデンティティの象徴として用いられ、オーストラリアはもちろん、ニュージーランドの国旗、サモア、そしてブラジルの国旗にもsouthern crossが描かれています。ご存知でしたか?
南半球らしさ、そしてオーストラリアらしさを体験している生徒たち。残り3日となりましたが、まだまだ、学ぶことはたくさんありそうです!
(引率 櫻井・塩入)