オーストラリア・ホームステイ2025 14日目
- 英語を活かすプログラム
- 国際交流・海外研修

いよいよ、NCCで過ごす最終日となりました。今朝も、Trinity Beachから眺める日の出は、煌々と輝き、素晴らしい一日の始まりを告げているかのようです。
今日のビッグ・イベントは、morning teatimeの浴衣着用体験と、昼休みのフェアウェル・パーティー。
本校の生徒たちがそれぞれ日本から持ってきた浴衣を、これまでの2週間一緒に過ごしたバディに着付けを行います。
どの生徒さんたちも、初めての浴衣着用に大喜びです。本校の生徒らは、日本での練習を思い出しながら、お互いにサポートし合って着付けを行なっていました。
みんなよく似合っています!morning teatimeが終わりに近づくと、今度は、日本の生徒たちは、自分で着付けをし、次の3・4時間目の教室へと向かって行きました。
さて、授業を終えて昼休みです。次は、修了証の授与と盆踊り、英語の歌の合唱です。こちらも日本でたくさん練習しきました。NCCの生徒さんを真ん中に挟み、輪になって盆踊りを楽しみました。
準備していた全てのアクティビティーを終えると、5・6時間目の授業へと戻って行きました。
次の授業でも一緒にいられるからか、どの生徒も、カラッとした笑顔で泣いてはいません。(お、これは、涙の別れではなく笑顔の別れになるのかな?)とぼんやり思う引率教員。デジタル端末の普及もあって、いつでもどこかれでも連絡が取れてしまう世の中です。(物理的に離れることになったとしても、そうした手段で連絡を取ることができるから、寂しさは感じないのかもしれないな…)と想像しながら、終礼の教室で生徒らが授業を終えて帰って来るのを待ちます。
6時間目の授業を終えた生徒たちが、続々と、終礼が行われる教室へと入って来ました。
するとどうでしょう。目を真っ赤に腫らしています。(やっぱり対面で会えなくなってしまうの寂しいものだよね)と、私まで感極まりそうになります。
そんな様子のまま終礼をしていると、教室の外に、数名のバディが集まってきました。どうやら別れを告げに来たようです。本来であれば、終礼が終わるまで待ってもらうところですが、NCCの生徒さんの保護者のお迎えが来てしまってはお別れができないと思い、小声で生徒を廊下に呼び、最後のお別れの時間を作ることができました。
こちらの写真に写っている生徒さん以外にも、本校の生徒に会いに来てくれた生徒さんがおり、”⚪︎⚪︎is calling you to see you.” とこちらが伝えると、それを聞いただけで涙をボロボロ流しながら廊下に向かう本校生徒もおりました。
授業見学は常にさせていただいておりましたが、四六時中、生徒らと同じ教室にいられたわけではありませんし、毎日、どのようなmorning teatimeや昼休みを過ごしていたのかを全て把握できたわけでもありません。しかし、NCCで過ごす最終日にこのような光景が見られたということは、我々引率教員が見ていないところでも、それぞれの生徒がバディや他のNCCの生徒さんたちとかけがえのない時間を過ごしてきた証拠でしょう。
40人全員が健康にそして笑顔でNCCでの学校生活を締めくくることができたことを、心から嬉しく思います。
明日は、日本へ向けて、オーストラリアを出国です。家に帰るまでが、このオーストラリア・ホームステイ。一人ひとりが最後まで緊張感を持ち、そして、我々教員も、安全に、日本で待つご家族様のもとまでお子様を引率いたします。
どうぞ、復路が安全なフライトとなりますように、お祈りいただけますと幸いです。
(引率 櫻井・塩入)