中1精進講話
- 中等部1年生の様子
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本日11月12日(水)、ホームルームの時間に、兼子尚美教頭による精進講話がありました。

最初に「どうしてここにいるのか」という哲学的な問いから講話が始まりました。この場にいられる、ということをどう引き受けていくか、を考えてほしいとのことでした。

田園調布学園の生徒になったなあ、という瞬間については、あらかじめアンケートがあり、結果がスクリーンに映し出されました。「制服を着たとき」や「なでしこコンシェルジュとして受験生に説明をしたとき」などの答が多く、制服を着たから本校の生徒になるわけではなく、中身を含めて本校の生徒になってほしい、との話がありました。本校には99年の伝統があり、変わらないものも多いが、与えられた環境は自分で変えていくこともできる、という話もありました。

中高6年間を「自分探しの旅」とたとえ、悩みは尽きないが大いに悩んでほしい、悩むことは選択肢が多いということであり、悩むということは未来への可能性があるということだと話しました。2025年度の「礼法」の授業では、川村理助著『如是集』を題材として扱う。建学の精神である「捨我精進」を意識して行動してほしい。わがままな気持ちをおさえてなりたい自分になる、自己実現をするために頑張ってほしい、という励ましの言葉もありました。


今日の講話の中で一番印象に残った言葉、講話を聴いて考えたこと、今後、実践・実行したいと思うことを、生徒は各自で振り返りとして書きました。田園調布学園に入学してから7か月が経ちましたが、中等部1年生の生徒たちにとっては、いったん立ち止まり自分たちのことを振り返って、深く考えられる良い機会となりました。(中1学年付き 柴山)