学園ブログ

酒田での最終日(中等部2年体験学習)

11月21日は3泊4日の酒田ふるさとステイ最終日でした。酒田市公益研修センターで、生徒による酒田で学んだことの発表と、閉校式が行われました。生徒の発表では、農業体験や講演の聴講から得た様々な気づきが語られました。ある生徒は、農家人口の減少に対して、農業大学の学生に対する農場での研修を充実させることで、人手不足の解消の取り組みが行われていると報告していました。これはその生徒にとって事前学習では得られていない発見でした。またある生徒は、東京と比べて酒田の方々が大きくゆっくりお話しされることに関心をもち、酒田では時間がゆったり流れていて、人のあたたかさを感じると、語っていました。このように、この4日間の一つひとつの体験に対して、生徒たちが様々な捉え方をしていることが伺えました。

閉校式では、酒田ステイ副実行委員長である堀庸介氏をはじめ、今回の体験学習を支えて下さった諸関係者の方々からあたたかいお言葉をいただきました。また、体験学習委員の生徒からは、酒田の自然や食のすばらしさに感動したことや、関係者の皆さんへの感謝が伝えられました。最後に記念品として、酒田のブランド米である「雪若丸」を生徒たちに贈呈していただきました。

現中2の酒田との交流は、今回の体験学習を契機として、これからもずっと続いていくことでしょう。そして、この体験学習で気づいた人とのつながり、自然との共生、伝統文化の継承などに対して、今後もますます学びを深めていって欲しいと思います。

(引率教員 後藤真理子 長岡敬佑)