学園ブログ

【2026PWUエクスチェンジプログラム】第3日目:「おにぎりプロジェクト」とケゾン校での交流

本日はPWUケゾン校を訪問いたしました。支援活動を通じてフィリピン社会のリアルな現実に触れ、午後は共に学びを深めるという、生徒たちにとって心に深く刻まれるかけがえのない1日となりました。

午前中は、PWUケゾン校の生徒たちと一緒に「おにぎり」を握ることからスタートしました。このおにぎりは、PWUが支援を行っている貧困層の児童が通う「トロ・ヒルズ小学校」の子どもたちへ届けるためのものです。

おにぎりを準備した後は、昨年度このプログラムに参加した先輩たちの想いを引き継ぐ大切な作業を行いました。昨年度の参加者が本校内で集めてくれたTシャツや文房具、ぬいぐるみなどを丁寧に仕分けし、子どもたち一人ひとりにプレゼントする袋を用意しました。

その袋の中には、生徒たちが心を込めて作成した「折り紙の手裏剣の折り方を英語で解説したプレイブック」も同封しました。この細やかな心配りと温かい工夫には、PWUの教員の皆様も大変感激していらっしゃいました。先輩たちが繋いでくれた支援のバトンを、今年度のメンバーもしっかりと受け取り、心を込めて準備を進めました。

準備を終え、いよいよトロ・ヒルズ小学校へと向かいました。

子どもたちにおにぎりを渡すと、その場ですぐに味わう子もいれば、「家族と一緒に食べるんだ」と大切に持ち帰る子の姿もありました。厳しい環境に置かれている現実に胸が締め付けられる思いがすると同時に、そんな状況の中でも明るく生きる子どもたちの姿を目の当たりにし、生徒たちは言葉以上に多くのことを感じ取り、考えているようでした。

そして、先輩たちが集めてくれたプレゼントを渡すと、子どもたちは大喜び!その満面の笑顔に触れ、生徒たちも教員も胸が熱くなりました。「想いを繋ぐこと」「継続的な支援を届けること」の大切さを肌で実感した瞬間でした。素晴らしいきっかけを作ってくれた昨年度の参加メンバーにも、心から感謝の気持ちでいっぱいです。これからもこの温かい支援を続けていきたいと改めて強く感じました。

ケゾン校へ戻った後は「折り紙プロジェクト」を実施しました。 ここで生徒の一人が、完成するとフィリピンの国旗になる特殊な折り紙を準備していました。出来上がった鶴を目にしたPWUの生徒や職員の方々からは歓声が上がり、大変喜んでいただくことができました。日本文化を通じた心の交流が、より一層深まりました。

昼食の後は、数学・美術・音楽の3つの体験授業に参加いたしました。

数学の授業では、 数列の概念を使ってデザインを描く授業。難しい課題でしたが、PWUの生徒に優しく教えてもらいながら素敵な絵を完成させました。昨日以上に自分から積極的に英語でコミュニケーションを取る姿が見られ、確かな成長を感じました。

美術の授業では、「日本とフィリピンの食文化」をテーマに、お互いの文化についてアイデアを出し合いながら1枚の絵を作り上げました。対話を通して知る文化の違いと共通点に、生徒たちも興味津々でした。

音楽の授業では、竹で作られたフィリピンの伝統楽器(トガト、バテテ、ボンカカ)の演奏に挑戦!ポコポコと鳴る竹の不思議で心地よい音色をみんなで奏で、その伴奏に合わせてフィリピンの歌を全員で合唱しました。音楽で心がひとつになる最高の時間となりました。

夕食はビュッフェ形式で、多国籍な美味しい料理をお腹いっぱい楽しむことができました。

社会課題に向き合う学びと、文化を分かち合う喜びの両方を味わった1日となりました。明日は再びケゾン校を訪問し、さらに交流を深める予定です。(引率教員)

<生徒の感想>

「PWUケソン校でおにぎりを作って小学生に寄付をしました。小学生が、家族のためにおにぎりを食べないで持ち帰るところがとても印象に残りました。明日も充実した1日を送りたいです。」

「おにぎりをパックに詰める時、PWUの生徒に詰め方を教えることがとても難しかったです。しかし、知っている単語を使って少しずつ伝えることで相手に理解してもらうことができ、とても達成感がありました。」

「午前中おにぎりを小学校に渡しに行った時、子どもたちは、ご飯を家族に渡すために残したり、プレゼントを誰かに取られないように隠しながら開けたりしていました。自分とは異なる環境で暮らす子どもたちと接し、普段当たり前だと思っている食事や生活が、決して当たり前ではないことに気づき、今の自分の環境のありがたさを改めて実感しました。」