学園ブログ

「ジェンダー」と私たちの夢~中等部講堂朝礼(10月25日)

女性は「女らしく」と求められたり「女のくせに」と言われたりすることがあります。社会で性別によってちがう役割を求められることをジェンダーというそうです。

今日は世界でみられるジェンダーと「夢」について校長先生のお話がありました。新聞の投稿である女子中学生が、将来なにをしたいか決まっていないので目標をもっている周りの友達を見ると不安だけれど、たとえ今は夢がなくても目の前にあることを一生懸命やって将来に備えたいと書いていたそうです。一方、世界をみると、特に発展途上国では「男だから」「女だから」という勝手な決めつけで、男の子は学校に行けるけれど女の子は行かずに弟や妹の世話や親の手伝いをしなければならないなど、男女差別のせいで勉強ができない子どももいます。校長先生は朝礼で、男女差別について例を挙げ、勉強することは将来にとても大きく関係するとおっしゃいました。例えば計算ができれば会計の仕事ができます。文字が読めれば法律や社会のルールが分かるようになります。すると職業の選択肢も増えるのです。

私たちには多くの選択肢がありますが、それを選ぶことさえできない社会もあります。私たちにできる支援で社会を変えていく必要があると感じました。(中等部3年週番)