学園ブログ

来たとよ、九州③

九州学習体験旅行3日目です。

今日は午前中、「有明海の生態系の価値と諫早湾」について堤裕昭先生のお話を聞きました。

潮受け堤防閉め切りの影響で原因不明の赤潮や潮目の変化などが起こり、想像もしていなかった二次災害が起こりました。先生は開門派で、私たちが事前学習で考えた内容とは違う、科学的な見解を聞くことができ、この問題の理解を深めることができました。

午後は原城跡とキリシタン館を訪れ、天草島原一揆について学びました。

原城跡から見る海は美しく、桜も満開で、とても綺麗で穏やかな場所でした。しかし、ここは島原の乱で一揆軍が籠城した城であり、3万人以上のキリシタン・農民が命を落とし、多くの遺骨が出土された場所でもあります。今見る景色からは全く想像できない歴史を知ることができました。

キリシタン館では、島原天草一揆で使用された約200点の武器や国指定重要文化財を見学しました。

また、夕食後には牛深の伝統芸能であるハイヤ節を鑑賞し、体験しました。希望した数人は実際に三味線や太鼓を演奏したり、着物を着て、皆で楽しく踊ることができました。

明日は水俣病を発病された生駒さんと、水俣病を診断し続けた緒方さんに話を伺います。二つの視点から水俣病について学びます。

(旅行委員)