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本を通して人を知る、人を通して本を知る~第1回ビブリオバトル開催~

図書委員会で、2018年度の第1回ビブリオバトルを開催しました。

 

ビブリオバトルとは発表参加者がそれぞれ一冊の本を持ち合い、順番に1人5分間の発表をします。その後2~3分のディスカッションを行い、最後に「どの本を一番読みたくなったか」を基準として、投票をします。最多票を獲得した本がチャンプ本となります。【参考:ビブリオバトル公式HP】

高等部はサークル読書会(近隣の学校で行う読書会)などでビブリオバトルを体験していますが、中等部は初めて見聞きする生徒もいました。今回は高等部3名がバトラー(発表者)になりました。発表時間は公式ルールより短い3分間。質疑応答を2分間としました。緊張感の漂うなか、ビブリオバトルがスタートしました。よどみなく本への熱い思いが止まらない人、ゆっくりと思いを巡らせながら話す人、「えっと それから‥‥」と沈黙の時間が流れるのも、個性が出る場面です。観覧者も真剣な面持ちで、発表者の次の言葉に聞き入っていました。ビブリオバトルはバトラーはもちろん、その後の2分間も、どんな質問が出て、どんな答えを返すかで、勝負の行方が左右されます。今回も質問時間いっぱいに手が上がりました。接戦の末、チャンプ本が決まりました。『烏に単は似合わない』阿部智里/著です。「小学生の頃、読んだ本です。チャンプ本に選ばれてうれしい!」と発表者は喜んでいました。本はさっそく貸出され、予約も受付ました。ビブリオバトルの精神【本を通して人を知る、人を通して本を知る】を味わえた、いい時間でした。(司書 松井)

ビブリオバトル公式HP http://www.bibliobattle.jp/