高2学習体験旅行 第2日目
- 宿泊行事

本日は、高校2年生学習体験旅行の2日目でした。朝は、今にも雨が降り出しそうな空模様で、生徒たちも、「仙巌園から桜島は見えないかもしれない」と、少し残念そうな様子でした。しかし、実際に訪れてみると、しっとりとした雨景色が、かえって歴史ある庭園や邸宅の趣を際立たせ、当時の人々の暮らしや文化に思いを馳せる貴重な機会となりました。そして、間近に見えた雲に包まれた灰色の桜島もまた美しく、多くの人が写真に収めていたようです。

仙巌園見学後は、班別自主研修を実施しました。幸いにも雨は上がり、生徒たちは鹿児島の明るく活気ある街並みの中で、それぞれ主体的に学びを深めていました。班毎に見学場所を決め、城山展望台からは鹿児島市街を一望したり、黎明館や維新ふるさと館では、鹿児島の歴史や明治維新について理解を深めたりする姿が見られました。また、西郷隆盛像や照国神社を訪れ、学業成就や家族の健康を願うなど、生徒たちなりに旅先での時間を大切に過ごしていたようです。
昼食時には、鹿児島名物の白くまや黒豚料理を味わいながら、地域の方々との交流を楽しむ場面もありました。お土産選びでは、バス・ガイドさんに紹介していただいた蒸気屋の「かすたどん」や焼きドーナツをはじめ、軽羹やきんつばなど、鹿児島・九州ならではの名産品を手に取る生徒も多く、旅の思い出を、嬉しそうに持ち帰っていました。
その後、一行は水俣市へ向かいました。移動中の車内では疲れも見られましたが、それだけ充実した時間を過ごしていたことが伝わってきました。到着後には、水俣病の被害に遭われた方による講演を拝聴しました。事前学習を通して知識を得ていた生徒たちでしたが、実際に当事者の方の言葉を直接聞くことで、公害によって人生や生活が大きく変えられてしまった現実の重みを改めて実感した様子でした。「同じような悲劇を二度と繰り返してはならない」という思いを強く抱いた生徒も多く、平和や人権、環境問題について深く考える一日となりました。
観光だけではなく、歴史・文化・社会問題について自ら学び、考えることができた、非常に実りある一日でした。
(引率 櫻井)