学園ブログ

大学での学問を知る 中3・高1特別講義

中等部3年生と高等部1年生は、ホームルームの時間に特別講義を実施しました。これは、20大学から21人の先生方をお迎えして、「大学での学問」「学び」を知るものです。生徒は進路を考える貴重な機会となりました。さまざまな分野から生徒は自分の興味に応じて講座を選びました。
動物応用科学の講座では、獣医学や畜産学とはどのような学問かということがまず話され、動物はどのように人間と深いつながりがあるのか紹介されました。動物応用科学は人類の福祉に貢献し、人間の豊かで健康な生活を支えてくれている学問です。講座の中で、生徒は、豚の精子をマイナス196度で凍結し、溶かして、顕微鏡で見る実験も体験しました。こういった「超低温保存」の技術によって、現実にはまだないタイムマシンが顕微鏡の中では実現する、ということも話され、現在の医療や福祉の進歩に大いに役立っている事を知りました。
生徒たちは、大学の先生からはもちろん、助手として来校された大学院生などの姿からも多くの刺激を受けていました。講師から何度も伝えられた「今の中・高校生の学びは大切。チャレンジする人にはチャンスがめぐってきます」という言葉に生徒も真剣に耳を傾けていました。大学の学問のことを知り、「なぜ勉強するのか」を一人ひとりが考えた貴重な時間でした。図書館には、今回来校された大学の先生方のご著書を集めた展示コーナーもつくっています。貸出もできます。
(ブログ担当 二井)