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  • 2019.03.31

    宿泊行事高等部学習体験旅行第4日目

     

     

    今日は水俣病について学習しました。各号車に一人ガイドの方がつき、資料館や茂道の海岸を案内して下さいました。水俣病資料館で展示されていたすでに亡くなられている方の写真は遺影だけではなく、その人が活躍していた頃の写真もありました。病気という負の面にばかり目が行きがちですが、患者さんたちが自分と同じように普通の日常を送っていたのだ、ということがわかりました。

    午後の講演では杉本肇さんと緒方俊一郎さんのお話しを伺いました。杉本さんは、かつて本校の学習体験旅行で講演していただいたことがある杉本栄子さんのご子息で、祖父・祖母・父も水俣病患者でした。親族や近所の人から差別を受けたことが一番つらく、担任の先生にも本当のことが言えずに苦しんだそうです。私は、自分のせいではない病気で差別を恐れておびえながら毎日生活しなければならないのは、自分だったら耐えられないと思いました。講演の最後に「生まれ故郷を、家族を好きになってください」とおっしゃっていました。普段あまり家族や地域を大切だと意識することはありませんが、今日の講演を聞いて家族や友達に感謝したいと思いました。

    今まで500名の水俣病患者を診察してきた医師の緒方さんは、「患者に学ぶー患者さんを信じなければ、医療は始まらない」と題した講演で、水俣病の症状や歴史について解説してくださいました。講演の最後に、「水俣病は過去のものではなく、今も苦しんでいらっしゃる方がいる。水俣病は終わっていない」とおっしゃっていました。水俣病はたしかに私にとっては過去に起きた出来事、歴史の一部でしかなかったのですが、今も苦しんでいる方がいらっしゃることと、まだ認定されていない患者の方がいらっしゃることを知り、過去のものとして考えるのではなく、現代のものとして考えなければいけないのだ、と強く感じました。(学習体験旅行委員)

     

     

     

     

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