学園ブログ

本は役に立つ! 土曜プログラムより

全部で180以上もある土曜プログラムの講座から、2つご紹介します。

1つ目は、「百科事典の達人になろう!」という講座です。

これは、百科事典編集の舞台裏を知り、実際に事典を使いながら調べるコツを体得するものです。百科事典の組み立てがわかり、調べる楽しさを知ることを目的としています。

さて、今回も42人という大勢の生徒が希望して受講しました。

これまでは、ポプラ社の方にポプラディア(百科事典)を7,8セット持ってきていただき、1グループに1セットというぜいたくな使い方で、調べることを体験してきました。

が、今回は、本校でもよく使っている『人物事典』(計5巻)を選んで7セット運んでいただきました。この人物事典1セットで、4300人くらいの偉人が調べられるそうです。

まず、「じてん」の種類のいろいろを改めておさらいしました。

大きく、辞典(ことばてん)事典(ことてん)です。今回は国語辞典、百科事典(ポプラディア)、ポプラディアネット、人物事典という4種類をもとに紹介していただきました。

この人物事典は、「姓・名」の順番に並んでいることや、「つめ」や「はしら」といった事典の仕組みとその役割をしっかり学んだあと、実際にひとり1問ずつクイズを解きながら、事典を使いました。

なかには、一筋縄でいかない問題もあり、中等部3年生でも頭を悩ます光景もありました。

最後のまとめでは、講師からの言葉に皆うなずいていました。

「図書館には宝がつまっていること、本は役に立つこと。辞書や事典を使って視野を広げてほしいこと」など。百科事典ならではの、ずっしりとした重みのある言葉でした。

 

2つ目は、「英語を楽しむ」という講座です。

中学生が対象で、「英語」を習い始めたばかりの中等部1年生がたくさん受講しています。

講師はネイティブで、もう15年以上も講師をしてくださっています。

得意のハーモニカを吹き鳴らしながら授業は始まりました。最初は面食らっていた生徒たちですが、「この楽器と同じように、みなさんの声も自分だけの楽器。だから、その楽器を存分にならしながら自分らしい言葉をつむいでいこう」と英語で話されるうち、ハーモニカの意味も分かってきたようでした。実はこの講師は、元俳優です。どんどん生徒に話しかけてくるアクティブさにけおされるかのように、最初ははずかしそうだった生徒も、だんだん声が出てきました。「みんなも、アクターやアクトレスになってほしい」という講師の声が生き生きしていました。

このように自分の興味や関心がある講座を自由に選べるのがマイプログラムです。

今年度の土曜プログラムは始まったばかり。これからも内容を紹介していきます。

上は、「自分を表現してみよう」講座のひとこま。

講師はプロの声優です。

(土曜プログラム担当 二井)