学園ブログ

trial and errorで問題解決

本日の高等部1年生の土曜コアプログラムでは、「デザイン思考」第三回の授業が行われました。「デザイン思考」は、身近な問題に対してユーザー視点に立って話し合い、プロトタイプの作成と検証を繰り返して問題解決に導く思考方法です。前期のプログラムでは「教室の中の困りゴト」というテーマを設定し、各グループが自由にアイデアを出し合って、糸口を見つけ出す試みをしてきました。本日はその最終段階にあたり、プロトタイプ・アイデアの検証を重ね、完成を目指します。

どこに着目するかも自由、解決策や方法も自由。グループの創造力やチームワークが、より良いアイデアを生みます。生徒たちは失敗や路線変更を繰り返しながら、何とかゴールを目指しました。

後半は、自分たちのグループのアイデアや検証結果のプレゼンテーションを行います。各グループの発表を聞くことで、意外な着眼点やアイデアだけでなく、疑問点や新たな問題点も見えてきます。より良いものを目指す、ということの楽しさや難しさを実感できたのではないでしょうか。

この思考法は、社会で使えるスキル、というだけでなく、普段の勉強や活動においても大切な考え方です。一年間のこのプログラムを通して、柔軟な思考や創造力を培っていってほしいと思います。

(高等部一年担任 浅井)