学園ブログ

枝豆と紫蘇を育てます!(中等部2年土曜プログラム コアプログラム)

中等部2年生は、夏休みを使って酒田と縁の深い野菜である、枝豆と赤しそ、青しそから1種類を選び、各家庭で栽培します。種の購入には、酒田市農政課のご協力をいただきました。酒田市ファームステイ実行委員会の農家の方が、栽培アドバイザーとして生徒の疑問に答えてくださる予定です。土曜プログラムの第2回コアプログラムでは、種を配布し、育て方について簡単なレクチャーを行いました。生徒は責任感を持って、メモを取りながらしっかりと聞いていました。

また、平行して生徒は「食」のテーマから自身の関心のあるトピックについて班別研究を行います。2時間目には、トピック決めに関して学園長の西村先生の講演がありました。身近な食の中にも、栄養学的、社会的、文化的、経済的、化学的アプローチがあることを学びました。農家の方が抱える獣害の問題や、食料自給率の問題、フードロス、人口増加による食糧難、代替食など、食にまつわる社会問題も多くあります。昆虫食に興味を持っている生徒もいます。同じ事象でも様々な切り口があることを知り、生徒たちは自身の興味関心のある視点からの研究を少し想像して考え始めることができたようです。

生徒が野菜栽培を通して「食べられる」ことの有り難みを実感しつつ、今はまだ着手したばかりですが、これから独自の研究が進んでいくことを楽しみにしています。(中等部2年担任 西尾)