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《算数/数学・授業の達人》中島教諭が審査員特別賞を受賞しました

数学科の中島教諭が休校期間中に中2数学で実施した、「オンラインで協同して極限値としての確率に対する理解を深める授業」が、東京理科大学 理数教育研究センター・数学教育研究所主催2020年度 第13回《算数/数学・授業の達人》で審査員特別賞を受賞しました。
この授業は生徒は一人100回サイコロを振り、1から6までの目がでた回数をWeb上で提出します。生徒、教員合わせて239人分のデータを集め、このデータを表計算ソフトに流し込み、『1の目の割合』と『1から6までの目の割合』の推移をグラフ化し生徒に提示しました。この結果をまとめ、解説動画を配信し、さらに結果をもとに考察することのできる点や、発展的な内容に繋がる点を投げかけ、生徒が自発的に考えたり調べたりするよう促しました。生徒は自分なりの理論をWeb上で提出しました。さらに後日、生徒の考察に対するコメントや補足を加え解説した動画を配信しました。生徒からは、「実際に自分で確かめることによって、より理解を深めることができ、いつもとは違う視点から見ることができてよかった」、「一人ではわからないことでも、みんなの結果とあわせて見ることができたので分かることが増えた」などの感想がよせられました。オンラインの授業でも生徒の協同と知的好奇心を刺激する授業でした。

数学科では年明けに、休校中に工作した教具を用いた授業、物理との教科横断型授業、音楽との教科横断型授業も実施予定です。これからも生徒の興味関心を引く新しい授業にチャレンジしていきます。(数学科 細野智之)