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企業による出張授業【積水化学】(中3土曜プログラム コア)

中等部3年生は、コアプログラム第4回「企業による出張授業」を実施しました。

「積水化学工業」の授業では、化学実験教室と研究職の方にインタビューを行いました。コロナ禍ということもあり、積水化学工業の方々はリモートで参加という形式をとりました。

1時間目の化学実験教室では『イオンの移動と性質』を学ぶ実験を行いました。電解質(塩化銅)の水溶液を寒天状にしたものに電流を流し、その変化を観察する実験を通して、イオンがどのように動くのかを調べました。生徒は実験で物質が変化する様子を積水化学工業の方にリモートで伝えました。研究者の方が「模範解答とは違っていても、自分たちで出した実験結果も大切な情報です、そのまま残してください」とおっしゃっており、自分たちで確かめていくことが研究・実験するうえで重要なことであると再認識しました。

2時間目はグループごとに積水化学工業で働く方々のお話を伺うことができました。初めて研究職の方とお話をする生徒がほとんどでした。質問の中には「必要な資格はあるのか」、「どんなきっかけでその分野を研究していこうと思ったのか」、「コロナ禍で働き方は変わったか」、「どういう人が研究職に向いているか」など、1つのことを深く掘り下げていく研究職という仕事についてお話を伺うことができました。

最後に積水化学工業の方々から中3に向けて、「『これは何故だろう』という探求心、『こんなのあったらいいな』という創造力、これらを大切にして欲しい」というメッセージをいただくことができ、貴重な2時間となりました。

中3担任 加藤美都子