春はページをめくって 春休み長期貸出はじまる
- 図書館教育
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昨日は試験前の最後の授業日でした。
中等部1年生のあるクラスでは図書の時間をもちました。
ちょうど春休みに向けた長期貸出もはじまりましたので,生徒たちは,思い思いの本を選んで貸出をしていきました。
ご覧の通り,棚はカラッポに。昨日は,なんと1クラスだけで95冊が借りられていきました。
なかには,家族と一緒に見たいから! と『むすめと! ソラリーマン』(青山 裕企著 KADOKAWA/メディアファクトリー )という写真集を選んだ生徒もいました。
いつもは小説だけを読むけれど,今回ばかりはちょっと冒険をして図書館を探検し,
これまで手に取ったことのないような本を選ぶ生徒も。読みたい本が見つからない生徒から
「おすすめの本を紹介してください」と呼びかけられることもあり,私もうれしかったです。
春休みは,読書を通じてまたひとつ成長していくのでしょう。
楽しみですね。
楽しみ,といえば,先日2021年2月27日(土)の朝日新聞(朝刊 20面)に
オーサービジットで本校に尾木直樹先生が来校された記事が掲載されました。
https://www.asahi.com/articles/DA3S14814577.html
実際の紙面では,以下のような生徒の言葉も紹介されました。
○図書委員長Aさん(高2)
「なぜ日本の学生にはモラトリアム期間がないのか,疑問でした。(先生の話を聞いて)
腑に落ちたし,背中を押された感じです」
○図書委員Bさん(高1)
「教育に関する海外の実情をうかがい,好きなことをやればいい,急がなくていいんだと思ったら救われました」
尾木先生によるオーサービジットは,図書委員が見つけてきて,応募したい! と準備を進めました。
何校もある候補校のなかから,尾木先生が本校を選んで下さいました。
朝日新聞の企画「オーサービジット」のベルマーク版による特別な授業は,2020年11月15日に行われました。校内では,図書館と進路指導部で共催し,生徒・保護者もふくめ約600人が視聴しました。
https://www.bellmark.or.jp/how_to_use/education_support/30004443/
あれから4ヶ月がたちましたが,生徒に聞くと印象は深かったらしく「もちろん覚えてます! また来て欲しい」との声が。
しっかりと尾木先生のメッセージは心に届いているようです。
生徒は来週から試験ですが,勉強するときにも「なぜ勉強をしているのか」という気持ちがじわじわ効いてくるといいなと願っています。
ページをめくって春の訪れを待つ,3月です。
(図書館 二井)