学園ブログ

高等部卒業式がおこなわれました

本日、令和2年度 第73回卒業式が行われ、191名の生徒が田園調布学園を旅立ちました。

答辞では卒業生代表が、高等部1年生のころの学習体験旅行の思い出や、高等部3年生時マスクを付けながらも御神楽の練習をしたことなどを語りました。6年間はあっという間に過ぎていったこと。何より18年間一番多くの苦労をかけてきた家族に対して、感謝の気持ちを伝えていました。

在校生による送辞はビデオが投影されましたが、会場にいるすべての生徒たちが思い出を共有できました。

新型コロナウィルス感染症対策のため、式は短縮化されたもののとても心あたたまる時間でした。

校長先生は「未来は自分たちで作っていくのだ」とお話され、『人新世の資本論』(齋藤幸平著、集英社)などを例に、卒業生にはまず事実を知ってほしい、そのうえでどういう世界をこれから作っていけるか一人ずつ考えてほしいとメッセージを伝えられました。

閉式後には、短時間ではありますが「謝恩の会」がおこなわれ、生徒が作成した記念動画をともに観ました。講堂には笑いも起き、感慨深く見つめる視線もあり、最後は大きな拍手に包まれました。

講堂の外には、有志で描いた黒板アートが展示され、近づく春が感じられました。

人生の大きな節目を迎えた生徒たちは、今後もますます飛躍していくことでしょう。明日から社会への一歩を踏み出していきます。

(記録 浅井・二井)