学園ブログ

中2コアプログラム 講義「食を通して知る・考える」

今年度も中等部2年生のコアプログラムは、生きるために必要な「食生活」の中で特に興味・関心事に視点をあて、これからの食生活のあり方の課題を見つけ、よりよい食生活についての問題提起をしながら調べたこと、考えたこと、確かめたことなどをグループでテーマを決めて発表します。

 

6月23日のHRで西村学園長先生から「食を通して知る・考える」と題した講義を聴き、生徒たちはテーマ決めのヒントを与えていただきました。以下は、生徒の感想です。

 

 

食に関して詳しく学ぶ貴重な経験となりました。私が特に印象に残ったテーマは、日本の食料自給率を上昇させる方法です。国内で生産した米をあともう一杯食べれば、国内で生産した米粉パンをあと6枚食べれば、食料自給率が1%も上がるそうです。私は、日本が食料の多くを輸入に頼っていることから、食料自給率を簡単に上げることは難しいと考えていたのでとても衝撃を受けました。しかし、このような対策を一人だけが毎日行っていたとしても成果は出ないと思います。国民全員が、日本の食料について目を向けて努力を続けていく事によって、食の未来は変わっていくのではないかと思いました。(M.N)

今日は「食」について様々な事を教えてくださりありがとうございます。私が一番興味の持った内容は、「飢餓」についてです。穀物の生産は増加しているのにもかかわらず、飢餓の人は急激に増え8億人を超えたと知り、とても驚きました。また、今世界中で生産された穀物のうち1/3が家畜のエサになっていることを学び、もう少し家畜のエサを削減し飢餓の人に分けてあげられたらいいなと思いました。今回の講演で、改めて「食」について考えることができました。一人ひとりが何か1つでも貢献しようと心がければ、少しずつ改善していくと思いました。一つは犠牲になってしまっている動植物に対し感謝の気持ちをもって、食物を食べ残さないこと。また、飢餓の人達のために募金をすること、などささいなことから活動してみようと思いました。(R.Y)

(中2担任 鴫原)