学園ブログ

高2 九州学習体験旅行 最終日

最終日の今日は、熊本から長崎へ向かい、長崎にて平和学習を行いました。

平和公園では、有名な北村西望の平和記念像を直接見ることができ、高く挙げた右手は原爆の恐ろしさを、横に向けた左手は原爆被害者への冥福・祈りを表していることを知りました。テレビや新聞でよく見ていた像に様々な思いや願いが込められていることを知り、この像が世界の平和を見守ってくれているようにも感じられました。

 

平和公園には他にも様々な国から贈られたモニュメントがあり、核兵器はいけない、戦争はしてはいけないと全世界で一人でも多くの人が思うことができれば、世界平和に一歩繋げることができるとも思いました。

 

原爆資料館では、原爆に関する貴重な資料を見学することができました。展示品の中には、原爆で命を落とした方の姿や焼け野原の中で一人辺りを眺める女子学生の姿を収めた写真があり、心が痛くなりました。また、資料館には長崎原爆のことだけでなく、現代の核兵器の問題についての展示もありました。核兵器禁止条約が制定されても尚、日本の非加盟や核保有国が未だに核兵器の開発を止めないことなど、核兵器のない世界を作るためには、まだ問題が多く残されていると思いました。私たちにできることは、原爆被害の惨状について知ること、そして伝えていくことだと痛感しました。

 

 

午後は、長崎港松ヶ枝国際ターミナルに移動しました。晴天にも恵まれ、芝生にレジャーシートを敷いて、班ごとに昼食にトルコライスを食べました。そのあとは、大浦天主堂やグラバー園とその周辺を散策し、空港へと向かいました。

 

 

最後に、今日までの旅行で貴重な体験をさせてくださった地元の方々、二度の延期があったにも関わらず、私たちのために粘り強く旅行を計画してくださった先生方に感謝を伝えたいです。様々な人の協力があって私たちは現地で学ぶことができました。この旅行を私たちの人生の糧にして、これからも学びを続けていきたいと思います。<高2学習体験旅行委員>