学園ブログ

こんなスクールミュージアムにしたい!中編

 オルセースクールミュージアム(※)プランナー生徒のための夏休み特別企画が9月3日にありました。午後は、プランナーの生徒たちが「こんなスクールミュージアムにしたい!企画づくり」として会場となる学園内のプラザの設計づくりをグループで行いました。

 はじめに、この午後のワークショップを一緒に考えた卒業生のおかだゆかさんが「こころをゆさぶるアート」について話しました。ご自身が今夏かかわった日本科学未来館でのカラーコーンサイエンスショーのイベントのことや、行った美術館のことなど、設計づくりに参考になるようなタネを写真や動画を交えながら紹介してくれました。おかださんのお話はとても魅力的で、聞いている私たちもわくわくしてきました。

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 今回のプラザを設計づくりは、あくまで企画する練習なので、どんな突飛なことでもいいから、来た人をいかにアートでわくわくさせるかを考えることがポイントだと話してくれました。そして最初に示された条件は……「問題ある美術館」!!

 各グループ1枚、「問題ある美術館」カードを引きます。その「問題」に対して、どういった工夫をすれば、来場者が楽しめるかを各グループで考え、アイデアを出しました。たとえば、「椅子のない美術館」であったら、「寝転んでみるスペースをつくったらどうだろうか?」や「室温0度の寒い美術館」だったら、「足湯スペースを用意しよう」といったように。

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 各グループ考えたアイデアを共有したときには、どのアイデアも斬新で「そのアイデアもいいね!」とお互い新たな発想のヒントを得たようです。ちなみに、今回のオルセースクールミュージアムでお世話になる会社の方々も見学にいらしたのですが、教員も交えての混合チームとしてご参加いただきました。大人チームも生徒に負けずに、おもしろいアイデアを披露してくれました。

 続いての条件は、「この来場者をどう楽しませる?」ということで、今度もカードを用意しました。自分たちがどんなカードを引くのかドキドキしたり、引いたカードに「この人誰??」と思わず叫ぶグループがあったりと大いに盛り上がりました。

(オルセー委員会担当 野村)

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※来年むかえる創立90周年記念行事のひとつ。2016年3月19日~27日の9日間、オルセー美術館公認リマスターアート数十点を展示し、学園を美術館にするという企画。