高1一日校外学習(東京を別の視点から)
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6月3日、高等部1年生は、「東京を別の視点から考える」という目的でひとつは、船から神田川・墨田川を眺め、地理的変遷から環境の変化を捉え東京の河川を考えました。もうひとつは、東京都慰霊堂を訪れ、関東大震災、東京大空襲の歴史を学び東京大空襲を体験された方のお話を伺う機会を得ました。生徒100名ずつ午前・午後に分かれて別行動となりました。
船の研修では、頭上には首都高速道路が走り、巨大橋脚をよけながら進む行程は、まるで
洞窟を探検しているような気分でした。護岸には江戸城の石垣をそのまま使った場所もあり、関東大震災からの復興で建設された橋が何本も架かっていました。神田川の会の方による詳しい説明を聞きながら、ビル群の間を行き、水際で憩う人たちに手を振りながら慌ただしい日ごろの生活から解放された時間を過ごすことができました。
昼食は、両国の「花の舞」へ。店内には、実物大の土俵があり、相撲部屋の雰囲気の中でちゃんこ鍋を喫食しました。
その後に東京慰霊堂に移動。関東大震災、東京大空襲でお亡くなりになった約163,000体の御遺骨が納められております。その慰霊堂の中で実際に東京大空襲で被災された方から、体験談を伺うことができました。「77年前の出来事と同じようなことが悲惨な状況が今ウクライナで起きている。」というお言葉に生徒たちも真剣に耳を傾けていました。平和について改めて考えを深めることがことが出来た貴重な時間を過ごすことができました。
(高等部1年担任 稲辺)