高1数学 身の回りの「軌跡と領域」
- 授業・HR
高1の数学「軌跡と領域」の単元で、実生活に関連した次の2つのテーマを考える授業を行いました。
① なでしこ祭の支援販売の売り上げを最大にする価格設定はいくら?
販売の売り上げを最大にする価格設定を考えるには、領域の考え方を応用した「線形計画法」と呼ばれる方法が役に立ちます。
今回は、2種類のお菓子をAセット、Bセットに分けて販売するとき、それぞれのセットの価格をいくらに設定すればよいかを考えました。価格設定を考える2人の会話文の問題を読み解き、商品の価格に応じて、ケースごとに売り上げが最大になるセット価格を考えました。
② 現在地から最も近い携帯電話の基地局はどこ?
私たちの生活に欠かせない存在となっている携帯電話・スマートフォンは、現在地から最も近い基地局を介して通信を行っています。今回は、座標平面上で、現在地からどの基地局が一番近いかひと目でわかるような色分けを考えました。
基地局が2つの場合、その2つの基地局のどちらが近いかを分ける境界線は、2地点を結ぶ線分の垂直二等分線になります。では、基地局が3つ、4つと増えたら、境界線はどのように変わるでしょうか。後半は、グループを組み、3~4人で協力して計算し、Google Jamboardに図を描き込みました。
数学の授業で学んでいる事柄が、身近な事柄に応用することができる実例を学ぶことができた時間でした。
(後日、高3のクラスでも同じ単元の復習で同様の授業を行いました)
(数学科 中島)