学園ブログ

中等部2年生体験学習 4日目

中等部2年生体験学習は、本日が最終日でした。

朝食では、昨日農業体験で収穫した野菜やフルーツを食べました。自分たちで収穫した農作物を見て、生徒たちは嬉しそうな表情を浮かべていました。また、農家の方々のお話を思い出し、味だけでなく匂いや食感も楽しむ様子も見られました。

 

食後は荷物をまとめて、宿を出ました。4日間お世話になったそれぞれの宿の方々に、感謝をお伝えしました。生徒たちはバスに乗り込み、山形県から宮城県に移動しました。

ろ・は組は宮城県名取市の閖上地区に降り、名取市震災復興伝承館・日和山・慰霊碑を順に巡りました。

 

い・に・ほ組は宮城県仙台市の荒浜地区に降り、避難の丘・祈りの塔・海岸を順に巡りました。

 

閖上・荒浜は、それぞれ東日本大震災の代表的な被災地区です。現地のガイドの方々の、実体験に基づいた詳しいお話を聞きながら見学しました。生徒たちは集中して説明を聞き、真剣な眼差しで慰霊碑に彫られた文字などを読み、それぞれメモを取っていました。今回学んだことや、純粋に感じたことなどをしっかりと心に刻み、今後の生活に繋げてほしいです。

その後、仙台駅近くで昼食をとりました。昼食のお弁当には仙台名物の牛タンが入っており、生徒たちは大変喜んでいるようでした。

昼食をとり、新幹線で東京駅に向かいました。車内のマナーもしっかりと守ることができていたように思います。そして無事、東京駅に到着し解散となりました。

3泊4日にわたる体験学習も今日で終了となりました。川下り・開校式からはじまり、ジオパーク散策や農業体験、そして閉校式と、1日目から振り返ってみると本当にたくさんの体験をすることができました。そして、それらの活動を通して多くの現地の方々と交流することができました。今回の体験学習でお世話になったガイドさんや農家の方々、そして酒田市の皆さんに感謝の気持ちを忘れず、たくさんの経験・思い出を持ち帰ってほしいです。

(中等部2年引率:下水木)